3.4.1 モニタの環境設定について
モニタによる印刷業務を運用する上で必要な情報は、モニタの環境設定を使用して指定します。
モニタの環境設定には、次の設定項目があります。
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出力先プリンタ設定
印刷アプリケーションから印刷データを出力する実プリンタ(出力先プリンタ)をモニタ上で管理するために、モニタはWindowsプリンタを作成します。作成したWindowsプリンタに対して、運用に合わせたテスト印刷時の印刷情報や、用紙交換通知や障害通知の動作を設定できます。
また、マネージャ、モニタ Clientおよびマネージャ Clientで環境設定する際に使用する、出力先プリンタの情報も出力できます。
プリンタマネージャでは、運用中に出力先プリンタの設定を変更できます。これによって、出力先プリンタで障害が発生した場合に、モニタサービスを起動したまま、出力先プリンタを追加、または複製して入れ替えたり、出力先プリンタの設定内容を変更したりする運用ができます。ただし、運用中に出力先プリンタは削除できません。出力先プリンタを削除する場合は、必ず、モニタサービスを停止してください。
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ログ設定
モニタが出力する印刷履歴を示す印刷ログ、およびモニタの起動、停止などの稼働状況や障害回復などのプリンタ情報を示すシステム稼働ログについて、出力フォルダやログファイルの保存方法を設定できます。
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マネージャ設定
モニタとマネージャを連携するために、マネージャの使用有無や印刷ジョブの保存先(ジョブ保存先フォルダ)を設定できます。マネージャ設定をする場合は、あらかじめマネージャをインストールしておく必要があります。
なお、運用開始後にジョブ保存先フォルダを変更する場合は、バックアップおよびリストアを使用して、印刷ジョブを変更後のジョブ保存先フォルダへ移行してください。
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クライアント設定
モニタからの通信切断時にモニタクライアントから自動再接続するかどうかや、監視サーバ上のクライアントを複数のログインユーザで起動するかどうかを設定できます。
クライアント設定をする場合は、あらかじめモニタ Clientやマネージャ Clientをインストールしておく必要があります。監視サーバを複数のログインユーザで起動する場合は、拡張オプションもインストールしておく必要があります。