5.3.6 JP1/IT Desktop Management 2のリモートインストール機能を使ったバージョンアップインストール
本ソフトウェア製品は、JP1/IT Desktop Management 2のリモートインストールに適合した日立プログラムプロダクトです。次のリモートインストール方法が利用できます。
- バージョンアップインストール
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インストール済みのJP1/IT Desktop Management 2 - Agentと同じディレクトリにインストールします。すでにインストール済みのJP1/IT Desktop Management 2 - Agentの設定情報は引き継がれます。
JP1/IT Desktop Management 2のリモートインストール機能を使ってバージョンアップインストールする場合、登録元と配布先は同じOSである必要があります。
- 〈この項の構成〉
(1) OSがMac OS以外の場合
OSがMac OS以外の場合についての手順を説明します。
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JP1/IT Desktop Management 2 - Agentを起動する。
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次のコマンドを実行して、スペシャルファイルまたは日立PP格納ディレクトリの内容を表示する。
rdslst /dev/cdrom※
表示された内容から、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストール媒体であることを確認してください。
- 注※
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ここではスペシャルファイルに/dev/cdromを仮定します。
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rdsftコマンドを実行して、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをパッケージングする。
パッケージングの詳細は「2.2.2 パッケージング方法」を参照してください。rdsftコマンドの例を以下に示します。
rdsft -c -SP-CC8142-7JCL -C/dev/cdrom※ -gXX
- 注※
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ここではマウントポイントに/dev/cdromを仮定します。
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JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのリモートインストールマネージャを使用して、パッケージングしたJP1/IT Desktop Management 2 - Agentのパッケージを配布する。
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システムをリブートする。
組み込みタイミングにシステム起動時(デフォルト)を指定した場合、システムのリブートは2回必要です。システム停止時の場合は1回だけです。
(2) OSがMac OSの場合
OSがMac OSの場合についての手順を説明します。
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JP1/IT Desktop Management 2 - Agentを起動する。
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提供媒体をセットする。
セットした提供媒体は自動的にマウントされます。Mac OS機器にCDドライブがないなどの理由で提供媒体をセットできない場合は、ネットワーク経由でインストールパッケージを転送するなどの方法で、Mac OS機器にインストールパッケージを配置してください。
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カレントディレクトリをインストールパッケージが存在するディレクトリに変更する。
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rdscmコマンドを実行して、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをパッケージングする。
-ISVSOFTオプションを指定して他社ソフトウェアとしてパッケージングする必要があります。rdscmコマンドの例を次に示します。
sudo rdscm -ISVSOFT -djp1itdm2_1200_macos.pkg -gXX
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JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのリモートインストールマネージャを使用して、パッケージングしたJP1/IT Desktop Management 2 - Agentのパッケージを配布する。
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JP1/IT Desktop Management 2 - Agentを再起動する。