5.3.5 Mac OSの場合のインストール
Mac OSの場合のインストール手順を説明します。
Mac OSの場合、GUIまたはコマンドラインからインストールできます。インストールには管理者権限が必要なため、どちらの場合もログインユーザのパスワードの入力が必要です。
インストールにはインストールパッケージを使用します。インストールパッケージの名称規則はjp1itdm2_vvrrss_macos.pkgで、「vvrrss」にはバージョン・リビジョンが入ります。
(1) インストール時に自動的にセットアップする場合
インストール時に自動的にセットアップしたい場合は、インストールパッケージと同じディレクトリ内に自動セットアップが可能な設定ファイルをあらかじめ作成します。この方法でセットアップすると、セットアップの延長でJP1/IT Desktop Management 2 - Agentが自動的に起動されます。
自動セットアップが可能な設定ファイルを次の表に示します。
ファイルパス |
説明 |
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インストールパッケージと同じパス/RDSSETFL.txt |
インストールの過程で設定ファイル(/NETMRDS/rdsprm/RDSSETFL)へコピーされます。 インストール後にJP1/IT Desktop Management 2 - Agentを自動起動するには、このファイルに必須項目(ManagingHostおよびWorkstationType)を指定している必要があります。 設定ファイルについては、「5.5 設定ファイルの作成」を参照してください。 |
インストールパッケージと同じパス/profile.txt |
インストールの過程で動作環境設定用ファイル(/NETMRDS/buff/.profile)へコピーされます。 動作環境設定用ファイルについては、「5.8 動作環境設定用ファイルの設定」を参照してください。 |
(2) GUIからインストールする手順
GUIからインストールする手順を説明します。
-
提供媒体をセットする。
セットした提供媒体は自動的にマウントされます。Mac OS機器にCDドライブがないなどの理由で提供媒体をセットできない場合は、ネットワーク経由でインストールパッケージを転送するなどの方法で、Mac OS機器にインストールパッケージを配置してください。
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Finder上で、インストールパッケージのファイルをダブルクリックする。
[はじめに]画面が表示されます。
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[はじめに]画面で[続ける]ボタンをクリックする。
[インストールの種類]画面が表示されます。
[インストール先]画面が表示された場合は、[このコンピュータのすべてのユーザ用にインストール]を選択し、[続ける]ボタンをクリックします。インストール先は変更できません。
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[インストールの種類]画面で[インストール]ボタンをクリックする。
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パスワードを入力して[ソフトウェアをインストール]ボタンをクリックする。
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentがインストールされます。インストールが完了すると、「インストールが完了しました。」と表示されます。
(3) コマンドラインからインストールする手順
コマンドラインからインストールする手順を説明します。
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[ユーティリティ]から[ターミナル]を起動する。
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カレントディレクトリをインストールパッケージが存在するディレクトリに変更する。
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次のコマンドを実行して、インストーラを起動する。
sudo installer -pkg インストールパッケージのファイル名 -target /
パスワードを問われるので入力してください。インストールが完了すると、ターミナルに次のメッセージが出力されます。
installer: Package name is JP1/IT Desktop Management 2 - Agent installer: Installing at base path / installer: The install was successful.