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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(UNIX(R)用)


2.5.2 OSパッチの配布の流れ

JP1/IT Desktop Management 2でOSパッチを配布する場合の、OSパッチのパッケージングから、配布先システムへの配布までの流れを次に示します。

  1. OSパッチを資源登録システムから配布管理システムに登録する

    資源登録システムでOSパッチのパッケージを作成し、配布管理システムに登録してください。

    配布管理システムへの登録方法については、「2.2 ソフトウェアの登録(パッケージング)」を参照してください。OSパッチをパッケージングする場合、資源登録システムでのrdscmコマンドの実行や登録ファイルの属性の指定に注意してください。資源登録システムでの注意事項については、「2.5.3 資源登録システムでの設定時の注意事項」を参照してください。

  2. OSパッチの配布指令を配布管理システムから実行する

    配布先システムにOSパッチが配布されます。

    OSパッチを配布する場合、OSパッチの上書きインストールの設定に注意してください。配布管理システムでの注事事項については、「2.5.4 配布管理システムでの設定時の注意事項」を参照してください。

    また、OSパッチを配布先システムにインストールする場合に必要な設定、およびインストールコマンドの動作については、「2.5.5 配布先システムで必要な設定および組み込み時に必要な確認」を参照してください。

    OSパッチを配布した場合、次に示すログファイルが作成され、OSパッチのインストールコマンド実行時に標準で出力されるメッセージ、およびエラーメッセージが出力されます。

    • HP-UX以外の場合:/NETMRDS/rdsprm/OSPATCH.LOGF

    • HP-UXの場合:/var/opt/NETMDMW/rdsprm/OSPATCH.LOGF

    OSパッチのインストールコマンドのリターンコードは、次のファイルに出力されます。

    • HP-UX以外の場合:/NETMRDS/rdsprm/MAIN.LOGF

    • HP-UXの場合:/var/opt/NETMDMW/rdsprm/MAIN.LOGF

  3. 配布先システムに配布されたOSパッチのインストール状況を確認する

    OSパッチが配布先システムにインストールされたかどうかを、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから確認してください。

    配布先システムに配布されたOSパッチのインストール状況は、次に示す方法で確認します。

    Windows版JP1/IT Desktop Management 2 - Managerから確認する場合

    「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行します。このジョブを実行して、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentで使用する資源名と、OSにインストールしたOSパッチ名の両方が取得されるとき、OSパッチは次のように表示されます。

    リモートインストールマネージャ:未定データ