Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Manager


16.7 メッセージングサーバ設定ファイル(SdMessagingServer.ini)

メッセージングサーバの動作環境を設定します。

記述形式

[MessagingServer]
HttpPort=Android端末との待ち受けポート番号
HttpAddress=Android端末の待ち受けをするIPアドレス
HttpKeepConnectTime=Android端末とのComet接続維持時間
HttpClosePendingTime=Android端末からの再接続のための待機時間
HttpMaxConnection=Android端末とのComet接続の最大同時接続数
ManagePort=通信サーバとの待ち受けポート番号
ManageAddress=通信サーバの待ち受けをするIPアドレス

記述項目

メッセージングサーバ設定ファイルの記述項目と設定値を次に示します。

項目

説明

設定値

初期値

HttpPort

Android端末とのTCP接続のための待ち受けポート番号を設定します。

初期値を変更する場合、指定を省略したり、空文字を指定したりしたときは、ポート番号「80」で待ち受けが行われます。このため、この項目は必ず設定してください。

1〜65535

26079

HttpAddress

Android端末とのTCP接続のための待ち受けをするIPアドレスを設定します。

指定を省略した場合、または空文字列を指定した場合は、ローカルコンピュータのすべてのIPアドレスに対して待ち受けが行われます。

IPv4アドレス

なし

HttpKeepConnectTime

Android端末とのComet接続を維持する時間を秒単位で設定します。

設定された時間を超過した接続は、いったん切断され、JP1/ITDM2 - SDM(スマートデバイスAndroidエージェント)に対して再接続されます。

1以上(上限値なし)(単位:秒)

86400

HttpClosePendingTime

Android端末とのComet接続が切断された際に、Android端末からの再接続を待つための待機時間を設定します。

0〜3600(単位:秒)

60

HttpMaxConnection

Android端末とのComet接続の最大同時接続数を設定します。

設定値を超過した接続要求は、接続後に直ちに切断されます。

1〜30000

10000

ManagePort

通信サーバとのTCP接続のための待ち受けポート番号を設定します。

初期値を変更する場合、指定を省略したり、空文字を指定したりしたときは、ポート番号「9000」で待ち受けが行われます。このため、この項目は必ず設定してください。

1〜65535

26078

ManageAddress

通信サーバとのTCP接続のために待ち受けをするIPアドレスを設定します。

指定を省略した場合、または空文字列を指定した場合は、ローカルコンピュータのすべてのIPアドレスに対して待ち受けが行われます。

IPv4アドレス

なし

記述例

[MessagingServer]
HttpPort=26079
HttpAddress=xxx.xxx.xxx.xxx
HttpKeepConnectTime=86400
HttpClosePendingTime=60
HttpMaxConnection=10000
ManagePort=26078
ManageAddress=xxx.xxx.xxx.xxx