$FILEOPEN(ファイル編集開始関数)
データを出力するためのファイルの編集開始を宣言します。
形式
ファイルオブジェクト=$FILEOPEN(ファイル名,モード)
指定する値
-
ファイルオブジェクト
編集を開始するファイルを設定する変数名を指定します。
-
ファイル名
ファイル名を定数または変数で指定します。定数を指定する場合は、「'(シングルクォーテーション)」で囲みます。
ファイル名は、jamscriptコマンドの-bpオプションで指定したベースパスを基点にした相対パスで指定します。-bpオプションを省略した場合は、Asset Consoleのインストール先フォルダ\scriptworkが基点となります。
-
モード
編集する方法を、次のモードから1つ指定します。
-
NEW:新規にファイルを作成する。既存のファイルがある場合は指定しない。
-
RENEW:既存のファイルに上書きする。既存のファイルがない場合は、新規にファイルを作成する。
-
ADD:既存のファイルに追加書き込みする。新規にファイルを作成する場合は指定しない。
-
終了状態
処理の終了状態とその内容を次に示します。
|
終了状態 |
内容 |
|---|---|
|
NORMAL |
正常終了 |
|
NODATA |
− |
|
ERROR |
− |
|
スクリプト中断 |
次のどれかを示す
|
- (凡例)
-
−:該当しない
記述例
ファイル「output.csv」を作成し、「"資産ID","資産番号","資産状態","資産種別"」を出力する場合の記述例を次に示します。
[SET_VALUE]
FH = $FILEOPEN('output.csv', RENEW)
$SETARRAY(OUTLINE,'資産ID')
$SETARRAY(OUTLINE,'資産番号')
$SETARRAY(OUTLINE,'資産状態')
$SETARRAY(OUTLINE,'資産種別')
$FILEARRAY(FH, OUTLINE)
$CLEARARRAY(OUTLINE)
$FILECLOSE(FH)- 実行結果
-
「output.csv」に次のように出力されます。
"資産ID","資産番号","資産状態","資産種別"