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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console アクセス定義ファイル作成ガイド


組み込み関数一覧

ここでは、変数代入文に指定できる組み込み関数について説明します。

使用目的別に、アクセス定義ファイルに記述する組み込み関数の一覧を次に示します。

表5‒1 組み込み関数一覧

組み込み関数

機能

使用目的

組み込み関数名

配列の操作

$GETARRAY

配列からのデータ取得

$CLEARARRAY

配列の初期化

$SETARRAY

配列へのデータ設定

$SETARRAYBYKEY

配列へのキー付きデータの設定

$GETARRAYBYKEY

配列からのキー対応データ取得

$GETKEYFROMARRAY

配列から対応するキーの取得

$UPDARRAY

配列データの更新

$UPDARRAYBYKEY

キー付き配列データの更新

ブロック処理制御

$BREAK

処理ブロックの中断

$GETSTATUS

処理ブロックの終了状態取得

$SETSTATUS

処理ブロックの終了状態設定

セッション情報の操作

$GETSESSION

セッション情報の取得

$GETTEMPNAME

セッション単位に作成するダウンロード用のワークファイル名の指定

$SETSESSION

セッション情報の設定

ファイル操作

$FILEARRAY

配列に格納してある情報をCSVファイルに出力

$FILECLOSE

ファイルの編集終了

$FILECOPY

ファイルのコピー(常に上書きしてコピー)

$FILEDEL

ファイルの削除

$FILEOPEN

ファイルの編集開始

$FILEPUT

ファイルへのデータ出力

$FILEPUTLN

ファイルへのデータ出力時、最後に復帰改行を追加

$FINDFILE

ファイルの検索

ディレクトリ情報の操作

$LDAPACS

ディレクトリサービスへの接続認証、検索、エントリの取得、属性の取得など

$GETROLE

ユーザの持つ権限を配列に格納

サブルーチン

$GOSUB

サブルーチンの実行

演算

$ADD

加算結果の取得

$CALCDATE

日時の計算

$DIV

除算結果の取得

$MOD

除算結果の余りの取得

$MUL

乗算結果の取得

$SUB

減算結果の取得

情報の抽出

$SUBSTR

部分文字列抽出

$TOKEN

トークン抽出

情報の取得

$DATACOUNT

直前の検索結果の件数取得

$DATETIME

日付の取得

採番

$NUMBER

データベースを利用した通番採番

サーバの環境設定情報の取得

$ENVIRONMENT

サーバの環境設定情報の取得

$GETREGVALUE

サーバ環境のレジストリ情報取得

処理終了

$EXIT

アクセス定義ファイルの処理終了

$SETOPTION

エラー発生時の終了オプションの設定

メッセージ出力

$ECHO

標準出力へのメッセージ出力

$LOGMSG

ログファイルへのメッセージ出力

$FORMATMSG

メッセージ文字列の書式化

変換

$LOWER

英文字列を小文字に変換

$UPPER

英文字列を大文字に変換

初期設定ファイルの操作

$GETPROFILEDATA

初期設定ファイルのキーと値の取得

NULL判定

$ISNULL

NULLかどうかの判定

文字列の操作

$LENGTH

文字列長の取得

$MATCH

文字列の評価

$STRCMP

文字列の比較

DLLの操作

$DLLLOAD

DLLのロード

$DLLEXEC2

ユーザが用意したDLLに実装される、ユーザ関数の実行

$DLLFREE

DLLの解放

$DLLMSG

DLLのメッセージ取得

注※

DLLの操作に関する組み込み関数で実行するDLLは、必ず32ビットアプリケーションとして作成したものを指定してください。使用しているOSが、Windows Server 2008 R2の場合でも、64ビットアプリケーションとして作成したDLLは使用しないでください。