Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


付録H 監査ログの出力

Asset Consoleは、管理情報への登録、更新または削除操作を、監査ログファイルにデータベースの証跡記録として記録できます。なお、監査ログファイルには、トランザクション管理機構がないため、監査ログとデータベースの内容は一致しません。管理情報への操作を最大限に記録するため、データベースへのアクセスの直前に監査ログを出力します。これによって、完了した管理情報に対する操作だけでなく、試行した操作も検出できます。

メモ

監査ログは、Asset Consoleをはじめ、各JP1製品、OS(Windowsイベントログ)などからも出力されます。監査ログをJP1/Audit Management - Managerで収集・管理することで、組織の内部統制の評価と監査に利用できます。管理用サーバのOSの言語が日本語または英語の場合に、JP1/Audit Management - Managerと連携できます。

注※ JP1/Audit Management - Managerとは、監査ログを収集・管理することで、システム全体の内部統制の評価と監査を支援するプログラムです。なお、Version 9 以前の製品名称は、JP1/NETM/Audit - Manager です。

Asset Consoleの監査ログの出力情報について説明します。

〈この節の構成〉