10.1.1 資産管理データベースで管理するクラス
資産管理データベースで管理するクラスには、オブジェクトクラスとアソシエーションクラスの2種類があります。
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オブジェクトクラス
オブジェクトクラスとは、Asset Consoleで管理する各項目をカテゴリごとにまとめた情報の集合で、資産管理データベースに対する入出力単位となります。
例えば、「HardwareInfo」、「SoftwareInfo」などのクラスは、資産情報として管理する項目を「資産種別」のカテゴリでまとめたものです。それぞれハードウェアとソフトウェアの情報の集合を表します。オブジェクトクラスの概念を次の図に示します。
図10‒1 オブジェクトクラスの概念 -
アソシエーションクラス
オブジェクトクラス同士の関連(アソシエーション)を表します。
例えばPCの情報は、そのPCの資産番号やユーザ名(「AssetInfo」クラス)、製造者やスペック(「HardwareInfo」クラス)、IPアドレス(「NetworkInfo」クラス)などが関連づけて管理されます。このときに、それぞれの情報の関連を表す「HardwareLink」および「NetworkLink」がアソシエーションクラスです。アソシエーションクラスの概念を次の図に示します。
図10‒2 アソシエーションクラスの概念
クラス同士の関連については、「20.1.3 クラス関連図」を参照してください。