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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


1.2.1 IT資産を管理する上での問題点を解決します

企業の所有するPCやWSなどの数は年々増加しており、ハードウェア・ソフトウェアを含めたIT資産情報を管理するのは負担が大きくなってきています。

多くの企業では、機器情報はシステム管理部門、ネットワーク情報はネットワーク管理部門、保守契約情報は資材部門というように、目的に応じて各部門別にIT資産情報が管理されている場合が多いと考えられます。また、情報の収集や管理も、情報ごとに個別のツールやデータベースを使用し、その形式も管理部門ごとにまちまちということもあるでしょう。このように、IT資産の情報をさまざまな部門が個別に管理し、さらに各部門が異なるフォーマットで台帳を管理するといった管理方法では、膨大な手間と時間が掛かってしまいます。

また、ライセンスの不正使用が発覚した場合、企業全体の社会的信頼の低下による経営への影響は避けられません。このような事態を避けるためには、不正コピー防止対策を含めたライセンス管理を実施する必要があります。

こうした企業内のIT資産管理の問題点を解決するため、IT資産を効率良く運用できる資産管理システムの構築が求められています。Asset Consoleを導入した資産管理システムを構築することで、企業内のIT資産を効率良く運用でき、資産管理の現状の問題点を解決できます。