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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 - Asset Console 構築・運用ガイド


1.1 Asset Consoleとは

この節では、Asset Consoleの概要を説明します。

Asset Consoleは、JP1/IT Desktop Management 2を構成するコンポーネントの1つです。ネットワーク装置を含めたハードウェア情報、ソフトウェア情報、契約情報などをデータベースに一元管理することで、資産の導入、ソフトウェアのライセンス管理、機器の保守などに伴うIT資産管理業務の合理化および管理コストの低減を支援します。

JP1/IT Desktop Management 2が提供する資産管理には、次の2つの方法があります。

これらの2つの方法の機能差異については、「付録A Asset Consoleを使用した資産管理とJP1/IT Desktop Management 2の操作画面を使用した資産管理の機能差異」を参照してください。

このマニュアルでは、Asset Consoleを使用した資産管理について説明します。

なお、Asset Consoleを使用した資産管理と、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面を使用した資産管理は、併用できません。資産情報の整合性を保持するため、JP1/IT Desktop Management 2のシステム構築時に、資産管理にAsset Consoleを使用するかどうかを選択する必要があります。ただし、大規模管理用サーバでの大規模運用の場合は、Asset Consoleを使用した資産管理はできません。なお、資産管理方法を変更する場合は、システムを再構築する必要があります。