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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


AIT_SetScrollPos

〈このページの構成〉

機能

スクロールバーを移動します。

形式

bool AIT_SetScrollPos (
  integer nCtrlID,         // コントロールID
  integer nPosition        // 位置
  [,float fTimeOut]        // タイムアウト時間
);
bool AIT_SetScrollPos (
  string strCaption,       // コントロールのキャプション
  integer nCtrlType,       // コントロールタイプ
  integer nScrollType,     // スクロールタイプ
  integer nPosition,       // 設定位置
  integer nScrollMovement  // 移動タイプ
  [,float fTimeOut]        // タイムアウト時間
);
bool AIT_SetScrollPos (
  integer nCtrlID,         // コントロールID
  integer nCtrlType,       // コントロールタイプ
  integer nScrollType,     // スクロールタイプ
  integer nPosition,       // 設定位置
  integer nScrollMovement  // 移動タイプ
  [,float fTimeOut]        // タイムアウト時間
);

引数

nCtrlID(入力用)

コントロールIDを指定してください。

nPosition(入力用)

設定する位置を指定してください。

strCaption(入力用)

コントロールのキャプションを指定してください。

nCtrlType(入力用)

スクロールバーを持つコントロールタイプを指定してください。これは、次の値のどれかにする必要があります。

意味

EDIT_CTRL

コントロールタイプはエディットコントロールです。

LISTBOX_CTRL

コントロールタイプはリストボックスです。

LIST_CTRL

コントロールタイプはリストコントロールです。

TREE_CTRL

コントロールタイプはツリーコントロールです。

nScrollType(入力用)

スクロールバーのタイプを指定してください。これは、次の値のどれかにする必要があります。

意味

VSCROLL

縦スクロールバー

HSCROLL

横スクロールバー

nScrollMovement(入力用)

スクロールバーコントロールの移動タイプを指定してください。nScrollTypeがVSCROLLの場合、これは次の値のどれかにする必要があります。

意味

SB_BOTTOM

右下にスクロールします。

SB_LINEDOWN

1行下にスクロールします。

SB_LINEUP

1行上にスクロールします。

SB_PAGEDOWN

1ページ下にスクロールします。

SB_PAGEUP

1ページ上にスクロールします。

SB_THUMBPOSITION

ユーザはスクロールボックス(サム)をドラッグしてマウスボタンを放しました。

SB_THUMBTRACK

ユーザはスクロールボックスをドラッグしています。

SB_TOP

左上にスクロールします。

nScrollTypeがHSCROLLの場合、これは次の値のどれかにする必要があります。

意味

SB_LEFT

左上にスクロールします。

SB_RIGHT

右下にスクロールします。

SB_LINELEFT

1単位左にスクロールします。

SB_LINERIGHT

1単位右にスクロールします。

SB_PAGELEFT

ウィンドウ幅分左にスクロールします。

SB_PAGERIGHT

ウィンドウ幅分右にスクロールします。

SB_THUMBPOSITION

ユーザはスクロールボックス(サム)をドラッグしてマウスボタンを放しました。

SB_THUMBTRACK

ユーザはスクロールボックスをドラッグしています。

nTimeOut(入力用、省略可)

この関数がコントロールを見つけるために使用できる最大時間を秒単位で指定してください。省略した場合は、関数AIT_SetDefaultWaitTimeoutで設定した値が使用されます。

戻り値

関数が正常に処理された場合の戻り値はtrue、そのほかの場合はfalseになります。関数がfalseを返した場合には、AIT_GetLastErrorを使用して拡張エラーコードを取得できます。AIT_GetLastErrorが返すおそれのあるエラーコードを次に示します。

拡張エラー番号

エラーコード

8

ERROR_NOT_ENOUGH_MEMORY

14

ERROR_OUTOFMEMORY

87

ERROR_INVALID_PARAMETER

112

ERROR_DISK_FULL

1400

ERROR_INVALID_WINDOW_HANDLE

1460

ERROR_TIMEOUT

注意事項

コントロールは、完全なキャプションまたは関連するラベル名を使用するか、キャプションまたは関連するラベルの最初の部分を指定することで認識できます。キャプションまたは関連するラベルの最初の部分を指定する場合は、文字列の最初に「~」(波記号)を付けます。