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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


AIT_IMEGetProperty

〈このページの構成〉

機能

入力フォーカスウィンドウと結び付けられたIMEのプロパティまたは機能を取得します。

形式

integer AIT_IMEGetProperty  (
  integer nPropertyInfo     // プロパティ情報
);

引数

nPropertyInfo(入力用)

取得するプロパティ情報を指定してください。

次の値のどれかに該当する必要があります。

意味

IGP_PROPERTY

プロパティ情報

IGP_CONVERSION

変換機能

IGP_SENTENCE

センテンスモード機能

IGP_UI

ユーザーインターフェース機能

IGP_SETCOMPSTR

コンポジション文字列機能

IGP_SELECT

選択継承の機能

戻り値

関数が正常に処理された場合の戻り値はnPropertyInfoの値に応じたプロパティまたは機能の値となり、そのほかの場合の戻り値は-1となります。

nPropertyInfoがIGP_PROPERTYの場合戻り値は次の値の組み合わせになります。

意味

IME_PROP_AT_CARET

オンの場合、変換ウィンドウはカレットの位置にあります。オフの場合、変換ウィンドウはカレットの近くにあります。

IME_PROP_SPECIAL_UI

オンの場合、IMEは標準的なユーザーインターフェースを持っていません。この場合は、アプリケーションでIMEウィンドウ内を描画しないでください。

IME_PROP_CANDLIST_START_FROM_1

オンの場合、候補リスト内の文字列は1から順に番号が付いています。オフの場合、文字列は0から順に番号が付いています。

IME_PROP_UNICODE

オンの場合、入力コンテキスト文字列にはUnicode文字が含まれます。オフの場合、文字列には1バイト文字と2バイト文字が含まれます。

nPropertyInfoがIGP_UIの場合、戻り値は次の値の組み合わせになります。

意味

UI_CAP_2700

テキストの印字方向として、0または2700の値をサポートします。

UI_CAP_ROT90

テキストの印字方向として、0、900、1800、または2700の値をサポートします。

UI_CAP_ROTANY

任意の印字方向をサポートします。

nPropertyInfoがIGP_SETCOMPSTRの場合、戻り値は次の値の組み合わせになります。

意味

SCS_CAP_COMPSTR

IMESetCompositionStringのSCS_SETSTR値を使用してコンポジション文字列を作成できます。

SCS_CAP_MAKEREAD

IMESetCompositionStringのSCS_SETSTR値を使用すると、対応するコンポジション文字列から読み取り文字列を作成できます。

nPropertyInfoがIGP_SELECTの場合、戻り値は次の値の組み合わせになります。

意味

SELECT_CAP_CONVERSION

IMEが新たに選択された場合、変換モードを継承します。

SELECT_CAP_SENTENCE

IMEが新たに選択された場合、センテンスモードを継承します。

関数が-1を返した場合には、AIT_GetLastErrorを使用して拡張エラーコードを取得できます。

AIT_GetLastErrorが返すおそれのあるエラーコードを次に示します。

拡張エラー番号

エラーコード

87

ERROR_INVALID_PARAMETER