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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


AIT_IMEGetConversionStatus

〈このページの構成〉

機能

現在のIME変換ステータスを取得します。

形式

bool AIT_IMEGetConversionStatus  (
  integer nWndHandle,     // ウィンドウハンドル
  integer nConvMode,      // 変換モード
  integer nSentenceMode   // 文モード
);

引数

nWndHandle(入力用)

ステータスを取得するウィンドウハンドルを指定してください。

0が指定されている場合は、入力フォーカスを持つウィンドウが使用されます。

nConvMode(出力用)

変換ステータスを受け取る変数を指定してください。関数から制御が戻ると、この変数に次の値の組み合わせが格納されます。

意味

IME_CMODE_CHARCODE

オンの場合、IMEのモードは文字コード入力モードです。

IME_CMODE_EUDC

オンの場合、IMEのモードはEUDC変換モードです。

IME_CMODE_FULLSHAPE

オンの場合、IMEのモードは全角モードです。オフの場合、半角モードです。

IME_CMODE_HANJACONVERT

オンの場合、IMEのモードはHANJA変換モードです。

IME_CMODE_KATAKANA

オンの場合、カタカナモードです。オフの場合、ひらがなモードです。

IME_CMODE_NATIVE

オンの場合、NATIVEモードです。オフの場合、ALPHANUMERICモードです。

IME_CMODE_NOCONVERSION

オンの場合、IMEは変換を実行しません。IMEを閉じている状態と同じです。

IME_CMODE_ROMAN

オンの場合、IMEのモードはローマ字入力モードです。

IME_CMODE_SOFTKBD

オンの場合、IMEのモードはソフトキーボードモードです。

IME_CMODE_SYMBOL

オンの場合、IMEのモードはSYMBOL変換モードです。

nSentenceMode(出力用)

文字モードを受け取る変数を指定してください。関数から制御が戻ると、この変数に次の値の組み合わせが格納されます。

意味

IME_SMODE_AUTOMATIC

IMEは自動モードで変換します。

IME_SMODE_NONE

センテンスについての情報はありません。

IME_SMODE_PHRASEPREDICT

IMEはフレーズ情報を利用して次の文字を予測します(連文節)。

IME_SMODE_PLURALCLAUSE

IMEは変換処理する際に複数の文節情報を使用します(複合語優先)。

IME_SMODE_SINGLECONVERT

IMEはシングルモードで変換します。

IME_SMODE_CONVERSATION

IMEは変換モードを使用します。

戻り値

関数が正常に処理された場合の戻り値はtrue、そのほかの場合はfalseとなります。

関数がfalseを返した場合には、AIT_GetLastErrorを使用して拡張エラーコードを取得できます。AIT_GetLastErrorが返すおそれのあるエラーコードを次に示します。

拡張エラー番号

エラーコード

87

ERROR_INVALID_PARAMETER

1400

ERROR_INVALID_WINDOW_HANDLE