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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


18.6.9 switch-endswitch

switchステートメントを使用すると、式の値に応じてコードにある複数の選択肢の中から処理を選択できます。式は括弧で囲んで指定してください。

switchステートメントには、caseラベルまたはdefaultラベルが付いているものがあり、それらが選択肢となります。各caseラベルは、定数値を持てます。switchステートメントはcaseラベルがなければ意味を持たないため、switchステートメント中には、1つ以上のcaseラベルを付けるようにしてください。

defaultラベルは、1つしか指定できません。defaultラベルはオプションであり、これに値を指定しないようにしてください。

〈この項の構成〉

(1) 形式

switch (式)
 
  [case 定数値:]+
       [式;]*
  ...
  ...
 [default:]
       [式;]*
 
endswitch;

(2) 説明

  1. 式が評価されます。

  2. 式の値と等しいcaseラベル値を持つブロックに制御が移ります。breakに達するまでは、(caseラベル値とは関係なく)引き続きすべてのステートメントが実行されます。

  3. breakステートメントに達すると、switchステートメントの外側に制御が移ります。

  4. 式の値がcaseラベル値と等しくないときは、defaultラベルが指定されていると、その位置に制御が移ります。

switch-endswitchステートメントを指定するには、次の規則に従います。

(3) 記述例

s1="abcdefghijk";
switch (!AIT_IsEmpty(s1 ))
case true:            // s1が空の場合実行されます
    s2 = AIT_StrUpper(s1);
    AIT_MessageBox("s2",s2);
       if ( ( length = AIT_StrLength(s2)) > 10)
           break;
    endif;
    break;
default:              //状態がfalseを返してきた場合
    break;            //実行されます
endswitch;