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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


14.11 dcmpkput.exe(パッケージのバックアップからの復元)

パッケージをバックアップから復元するdcmpkputコマンドについて説明します。なお、このコマンドでは、パラメタファイルを使用しません。

機能

バックアップファイルからパッケージを復元し、指定したキャビネットに保管します。

形式

dcmpkput.exe [/C キャビネット識別ID] /i 入力先ディレクトリ
             [/of 入力ファイル名] [/f]

引数

リターンコード

dcmpkputコマンド実行時のリターンコードを次の表に示します。

コード

意味

対処

0

パッケージの復元が成功した。

なし。

1

dcmpkgetコマンドの結果出力ファイルをオープンできない、またはファイル形式に誤りがある。

結果出力ファイルのパス、またはファイル形式を確認してください。

2

コマンドの引数に不正な値が指定されている。

コマンドの引数の設定値を確認してください。

3

データベースの接続に失敗した。

配布管理システムのセットアップで、データベースの設定を確認してください。

4

指定したバックアップファイルが存在しない。

バックアップファイルのパスを確認してください。

5

  • すでにパッケージが存在する、またはキャビネットにこれ以上のパッケージを登録できない。

  • JP1/IT Desktop Management 2のサービスの接続に失敗した。

  • キャビネット内のパッケージ名、およびパッケージ数を確認してください。

  • JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのサービスが開始しているかどうかを確認してください。

12

そのほかのエラーが発生した。

イベントログを参照してください。

注意事項

実行例

dcmpkgetコマンドで取得したバックアップファイルからパッケージを復元する例を次に示します。

C:\Dmbat\backupに取得したすべてのバックアップファイルを、キャビネット識別ID「01」のキャビネットに復元する場合は、次のように指定します。

dcmpkput.exe /C 01 /i C:\Dmbat\backup /of *