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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


12.5 バックアップファイルを管理する

バックアップ・リストア機能を使用したリモートインストールが失敗した場合、通常はバックアップファイルを使用したリストア(ファイルの回復)が自動的に実行されます。しかし、このとき実行されるリストアも、失敗または実行されないことがあります。

UNIX版のパッケージャ(資源登録システム)からパッケージングされたパッケージの場合、管理対象のコンピュータでは復元に失敗したバックアップファイルが、パッケージング時に指定した「バックアップ保存期間」の指定に従って保存されます。

保存されているバックアップファイルはコマンドで操作できます。必要に応じて、バックアップファイルを確認し、ファイルの削除またはリストアの再試行などの処置を取ってください。

保存されたバックアップファイルを管理するコマンドを次の表に示します。

表12‒1 バックアップファイルを管理するコマンド

コマンド名

機能

dmpbklst

バックアップファイルの一覧を出力する

dmpbkdel

バックアップファイルを削除する

dmprcvry

保存されているバックアップファイルを使ってリストアを再試行する

〈この節の構成〉