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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


12.4.2 パッケージセットアップマネージャからのインストール

[Package Setup Manager]ウィンドウでは、表示されたパッケージに対して次の操作ができます。

〈この項の構成〉

(1) パッケージをインストールする(自動インストール)

パッケージを自動的にインストールします。自動インストールする場合、パッケージごとにインストール先のディレクトリの設定をあらかじめ変更しておくことができます。インストール先ディレクトリはインストール実行時にも変更できます。

インストール先ディレクトリの変更方法、および自動インストールの方法を次に示します。

(a) インストール先ディレクトリの変更

  1. インストール先ディレクトリを変更したいパッケージを選択し、[編集]−[インストール先の変更]を選択する。

    [インストール先の変更]ダイアログボックスが表示されます。

    図12‒5 [インストール先の変更]ダイアログボックス

    [図データ]

  2. インストール先ディレクトリを変更し、[OK]ボタンをクリックする。

    インストール先ディレクトリが変更されます。

(b) パッケージの自動インストール

  1. インストールしたいパッケージを選択し(複数選択可)、[実行]−[インストール]を選択する。

    選択したパッケージが[インストール方法の指定]ダイアログボックスに表示されます。

    図12‒6 [インストール方法の指定]ダイアログボックス

    [図データ]

    [インストール先の変更]ボタン

    選択されているパッケージのインストール先を変更するための、ディレクトリ参照ダイアログボックスを表示します。

    [パッケージの説明]ボタン

    パッケージに添付されている説明のファイルを表示・閲覧できます。

    [コマンドオプション]ボタン

    インストーラの実行ファイルにオプションを指定できます。

    インストール方法

    パッケージを自動的にインストールするか、手動でインストールするかを選択します。

    [実行]ボタン

    表示されたパッケージのインストールを開始します。

  2. 「インストール方法」で「自動」を選択する。

    インストール先のディレクトリを変更する場合は、[インストール先の変更]ボタンをクリックすると表示される[インストール先の変更]ダイアログボックスで、インストール先のディレクトリを指定してください。

    パッケージに説明が添付されている場合は、[パッケージの説明]ボタンをクリックすると参照できます。

  3. [実行]ボタンをクリックする。

    選択したパッケージのリモートインストールが始まります。

(2) パッケージをインストールする(手動インストール)

パッケージ種別が「日立プログラムプロダクト」または「他社ソフトウェア」の場合に、GUI上のインストーラに手動で応答してインストールできます。利用者の環境に合わせて、カスタムインストールしたい場合は手動でインストールしてください。ただし、一部の日立プログラムプロダクトには、手動インストールができないものもありますので注意してください。手動インストールの方法を次に示します。

  1. インストールしたいパッケージを選択し、[実行]−[インストール]を選択する。

    選択したパッケージが[インストール方法の指定]ダイアログボックスに表示されます。なお、手動インストールの場合、パッケージは複数選択できません。

  2. [インストール方法]で[手動]を選択する。

    [インストール先の変更]ボタンが非活性となります。インストール先ディレクトリの変更は、このあとの手動インストール中に操作してください。

    インストールするパッケージに説明が添付されている場合は、[パッケージの説明]ボタンをクリックすると参照できます。

    他社ソフトウェアの場合は、[コマンドオプション]ボタンをクリックすると[セットアップコマンドオプション指定]ダイアログボックスが表示されるので、インストーラの名称(setup.exeなど)と、必要であればそのオプションを1,024バイト以内で指定します。

    図12‒7 [セットアップコマンドオプション指定]ダイアログボックス

    [図データ]

  3. [実行]ボタンをクリックする。

    インストーラが起動します。

  4. 選択したパッケージのインストーラの指示に従ってインストールする。

    インストールするソフトウェアによっては、インストール中のCD-Rを入れ替えるために、CD-Rのパス名を入力しなければならない場合があります。この場合、ダイアログボックス中に表示されているパス名の最後の数字を、次に読み込むCD-Rの数字に変更して入力してください。

    インストーラの処理が終了すると、[手動インストール実行結果の設定]ダイアログボックスが表示されます。

    図12‒8 [手動インストール実行結果の設定]ダイアログボックス

    [図データ]

  5. インストールの実行状態(実行結果)をJP1/IT Desktop Management 2 - Agent(中継システムまたはエージェント)に通知する。

    利用者が手動で応答してリモートインストールした場合、パッケージセットアップマネージャは、インストールの実行結果を認識できません。そのため、[手動インストール実行結果の設定]ダイアログボックスで、実行結果を設定してください。「インストール完了」、または「インストール失敗」のどちらかを選択し、[設定]ボタンをクリックします。

    [手動インストール実行結果の設定]ダイアログボックスは、セットアップコマンド終了時に表示されます。そのため、インストールがすべて終了する前に表示されることがあります。この場合、[設定]ボタンをクリックしてしまうとインストールは強制終了されます。[設定]ボタンをクリックするときは、インストールが完全に終了したことを確認してください。

(3) パッケージの詳細情報を表示する

リモートインストールを許可されたパッケージの情報を表示できます。また、インストールに失敗したパッケージについては、失敗した要因も表示できます。必要に応じて参照してください。

  1. 情報を表示したいパッケージを選択し、[表示]−[詳細情報の表示]を選択する。

    [パッケージの詳細]ダイアログボックスに、パッケージの情報が表示されます。

    図12‒9 [パッケージの詳細]ダイアログボックス

    [図データ]