12.1.1 リモートインストールマネージャを使用した配布に関するエージェントのメニュー
JP1/IT Desktop Management 2 - Agent(エージェント)をインストールしたシステムでは、[スタート]メニューに、次のプログラムフォルダが作成されます。
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[JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]フォルダ
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[ITDM2_Startup]フォルダ
[ITDM2_Startup]フォルダは、設定画面の[エージェント]−[Windows エージェント設定とインストールセットの作成]画面の[エージェント設定の追加/編集]−[スタートアップオプション]で、「IT Desktop Management 2 独自のスタートアップフォルダ([ITDM2_Startup])を作成する」を選択した場合に作成されます。
それぞれのプログラムフォルダおよびメニューの役割について説明します。
(1) [JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]フォルダ
ユーザがJP1/IT Desktop Management 2の機能を実行するときに使用するメニューが格納されています。ここでは、[JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]フォルダに格納されているメニューのうち、エージェントの機能で使用するメニューについて説明します。
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配布管理システムから配布されたソフトウェアを、管理対象のコンピュータ側からの指示でリモートインストールするための、パッケージセットアップマネージャを起動します。パッケージセットアップマネージャには、次の機能があります。
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管理対象のコンピュータ側でソフトウェアを選択してインストールを実行する。
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管理対象のコンピュータにインストールされているパッケージを確認する。
パッケージセットアップマネージャを使用したインストールの方法については、「12.4 パッケージセットアップマネージャを操作する」を参照してください。
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管理対象のコンピュータをIDに登録するメニューです。IDへの登録方法については、「12.2.1 IDへの登録」を参照してください。
(2) [ITDM2_Startup]フォルダ
[ITDM2_Startup]フォルダは、スタートアッププログラムの起動のタイミングをずらし、JP1/IT Desktop Management 2を使用したリモートインストールと重ならないようにするためのフォルダです。
Windowsの[スタートアップ]グループに登録されたプログラムは、Windowsの起動と同時に起動するため、「次回起動時に実行」を使用したバージョンアップができません。リモートインストールでバージョンアップするおそれがあるスタートアッププログラムは、[ITDM2_Startup]フォルダに移動させておいてください。
ただし、Microsoft Officeショートカットバーのように、[ITDM2_Startup]フォルダにショートカットが移動されているとアンインストールが失敗するアプリケーションがあります。このようなアプリケーションの場合、ショートカットを[ITDM2_Startup]フォルダへ移動しないでおくこともできます。
スタートアッププログラムの移動の詳細については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド」のエージェント設定の説明を参照してください。