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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


9.2.1 管理対象のコンピュータでデータを加工してリモートコレクトする

リモートコレクトしたデータを配布管理システムで利用するとき、あらかじめ管理対象のコンピュータ側でデータを加工しておく方がよい場合があります。例えば、各コンピュータで処理したデータを基に、サーバのデータベースを更新する処理で、管理対象のコンピュータ側のデータをサーバ側のプログラムで解釈できなければ、データを加工しなければなりません。サーバにリモートコレクトしてから加工することもできますが、各コンピュータから送られてきた大量のデータを一度に加工しようとすると、サーバの負荷が大きくなってしまいます。

このような場合は、リモートコレクトの直前に外部プログラムを起動させる機能を利用すると便利です。リモートコレクトの直前に起動させる外部プログラムとして、データ加工のためのプログラムを指定することで、上記のような運用に対応できます。

管理対象のコンピュータで加工したデータのリモートコレクトを、次の図に示します。

図9‒7 管理対象のコンピュータで加工したデータをリモートコレクトする

[図データ]

リモートコレクトの直前または直後に起動させる外部プログラムは、[リモートコレクトの詳細オプション設定]ダイアログボックスで設定します。このダイアログボックスは、[ジョブの作成]ダイアログボックスの[コレクトファイル]パネルで[詳細]ボタンをクリックすると表示されます。

図9‒8 [リモートコレクトの詳細オプション設定]ダイアログボックス

[図データ]