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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


7.6.3 ユーザ固有の条件でインストールの適否をチェックする

JP1/IT Desktop Management 2では、ハードディスクの容量(システム条件)や、特定のソフトウェアのインストール状態(ソフトウェア条件)など、さまざまな条件を設定してリモートインストールの適否をチェックできます。通常の運用では、JP1/IT Desktop Management 2標準の機能を使用したチェックで十分ですが、ユーザプログラムのインストールでは、ユーザ固有のチェックが必要になる場合があります。例えば、各コンピュータに業務端末の識別IDを設定しておいて、識別IDが条件に合うコンピュータに対してだけリモートインストールを実行するような運用が考えられます。

このような場合に備え、JP1/IT Desktop Management 2では、インストールの直前に外部プログラムを起動させる機能を提供しています。ユーザ固有のインストール条件に合っているかどうかを調べる外部プログラムを、インストール直前に起動させることで、上記のような例外的な運用に対応できます。

インストールの直前に起動させる外部プログラムは、パッケージャの[JP1/ITDM2 パッケージング]ダイアログボックス、またはリモートインストールマネージャの[インストール条件の変更]ダイアログボックスの、[外部プログラム]パネルで指定します。

ユーザ固有の条件でインストールの適否をチェックする例を次の図に示します。

図7‒53 ユーザ固有の条件でインストールの適否をチェックする例

[図データ]