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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 配布機能 運用ガイド


7.3.2 [パッケージ]パネルの設定

リモートインストールジョブを作成する場合、[ジョブの作成]ダイアログボックスの[パッケージ]パネルで、リモートインストールするパッケージを設定します。

図7‒37 [パッケージ]パネル

[図データ]

[パッケージ]パネルでは次の操作ができます。

なお、リモートインストールするパッケージを複数設定した場合は、「1.3.7 ジョブの実行順序」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) パッケージの追加

[パッケージ]パネルで[追加]ボタンをクリックすると、[パッケージの追加]ダイアログボックスが表示されます。[パッケージの追加]ダイアログボックスは、見やすいサイズに変更できます。サイズを変更した場合、次回から変更したサイズで表示されます。

図7‒38 [パッケージの追加]ダイアログボックス

[図データ]

このダイアログボックスで、追加するパッケージを指定します。「キャビネット」および「パッケージ」枠から、追加するパッケージを[->][->>]ボタンで「選択したパッケージ」枠に移動し、[OK]ボタンをクリックしてください。[パッケージ]パネルにパッケージが追加されます。

(2) パッケージの削除

[パッケージ]パネルで削除するパッケージを選択し[削除]ボタンをクリックします。

(3) インストール条件の変更

[パッケージ]パネルで[変更]ボタンをクリックすると、[インストール条件の変更]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、パッケージング時に設定したパッケージのインストール条件を、参照または変更できます。

図7‒39 [インストール条件の変更]ダイアログボックス

[図データ]

[インストール条件の変更]ダイアログに表示されるパネルは、パッケージャの[JP1/ITDM2 パッケージング]ダイアログボックスに表示されるものと同じです。設定内容については、「7.2 パッケージの詳細設定」を参照してください。ただし、パッケージの種別(UNIX専用、Windows専用、およびUNIXとWindows共用のパッケージ)によって参照だけで、編集できない項目があります。

[インストール条件の変更]ダイアログにだけ表示される項目は、次のとおりです。

「同じパッケージがあったら上書き」の設定

この項目を設定すると、管理対象のコンピュータに配布するパッケージと同じ名称のソフトウェアがインストールされていた場合に、インストール済みのソフトウェアを上書きしてパッケージをインストールします。

ただし、「同じパッケージがあったら上書き」チェックボックスをオンにすると、すでに同じパッケージがあて先に配布されているかいないかに関係なく、パッケージが送信されます。したがって、不要なネットワークトラフィックの増加を避けるため、次の場合にだけ使用してください。

  • 配布済みのパッケージを上書きする必要がある場合

  • 配布したパッケージをアンインストールするなどして削除してしまったあと、再度そのパッケージを配布したい場合

    この場合、設定しないとパッケージをインストールできません。

なお、「同じパッケージがあったら上書き」を設定すると、バージョンが同じでも内容が異なるソフトウェアを上書きインストールできるため、JP1/IT Desktop Management 2のインストールパッケージ情報のバージョン管理ができなくなります。

(4) スケジュールの一括設定

[パッケージ]パネルで[オプション]ボタンをクリックすると、[インストール条件の一括設定]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスでは、パッケージのインストール条件のうち、スケジュールに関する情報を、すべてのパッケージに対して一括して設定できます。

図7‒40 [インストール条件の一括設定]ダイアログボックス

[図データ]

このダイアログボックスの指定内容は、[インストール条件の変更]ダイアログボックスの[スケジュール]パネルと同じです。