3.2.5 マルチキャスト配布をする場合の注意事項
マルチキャスト配布をする場合、次の点に注意してください。
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ネットワーク内で、複数の中継システムおよび管理用中継サーバに同一のマルチキャストアドレスを設定すると、それらに接続するコンピュータには、複数の中継システムおよび管理用中継サーバからジョブがマルチキャスト配布されます。ジョブの配布の重複を避けるため、中継システムおよび管理用中継サーバごとに一意のマルチキャストアドレスを使用してください。
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管理対象のコンピュータとその上位システムのマルチキャストアドレスが異なる場合、ジョブにマルチキャスト配布を指定してもユニキャスト配布されます。例えば、トラブルによって中継システムがダウンした場合、一時的にマルチキャストアドレスの異なるほかの中継システムを経由してジョブを実行すると、ユニキャスト配布になります。
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分割配布を指定したジョブは、マルチキャスト配布できません。
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マルチキャスト配布時にエージェントが未起動の場合、または管理対象のコンピュータの電源が入っていない場合、エージェントが起動したあと、または管理対象のコンピュータの電源が入ったあとにマルチキャスト配布されます。
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コンピュータがマルチキャスト配布されたジョブを完全に受信できなかった場合、受信できなかった部分以降のデータが自動的にユニキャスト配布されます。
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ジョブの作成時、「マルチキャスト配布」とクライアント制御の「対象のコンピュータが稼働していない場合に起動する」は同時に指定しないでください。両方指定してジョブを実行すると、電源がオフのコンピュータに対しては配布時間が長くなります。電源がオフのコンピュータに対してマルチキャスト配布したい場合は、対象のコンピュータを起動してから実行してください。
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マルチキャスト配布を指定したジョブを実行して数分後に、パッケージをユニキャストで受信してしまう（ダウンロード中のダイアログが表示される）マシンが存在する場合、エージェント設定の［通信設定］−［マルチキャスト配布の設定］−［ジョブ送信パケットサイズの上限値］の値を小さく（数KB程度）して下さい。
ただし、この値を小さくすると、パッケージのダウンロード時間が反比例で長くなります。例えば、パケットサイズを半分にすると、ダウンロード時間は2倍になります。