2.2　リモートインストール機能を使用してJP1/IT Desktop Management 2 - Agentを配布する

中継システムまたはエージェントをバージョンアップする場合は、JP1/IT Desktop Management 2を利用してリモートインストールできます。リモートインストールの方法は、そのほかの日立プログラムプロダクトと同じです。

なお、リモートインストールしたJP1/IT Desktop Management 2 - Agentの設定は、インストール先のコンピュータでのインストール前の設定が引き継がれます。

リモートインストール機能を使用してJP1/IT Desktop Management 2 - Agentを配布する場合の注意事項を次に示します。

プログラムおよびコンポーネントに関する注意事項

それぞれのプログラムでリモートインストールできるコンポーネントは次のとおりです。JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをインストールする場合は、リモートインストールするコンポーネントを選択できます。

JP1/IT Desktop Management 2 - Agent（エージェント）をインストールする場合

• エージェント

• リモコンエージェント

• パッケージャ

• Automatic Installation Tool

JP1/IT Desktop Management 2 - Agent（中継システム）をインストールする場合

• 中継システム

• リモコンエージェント

• パッケージャ

• Automatic Installation Tool

リモートインストールに関する注意事項

• JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのダイアログボックスを閉じてからインストールしてください。

  なお、次のダイアログボックスは自動で起動されることがあるので、特に注意してください。

  • ジョブエラー時のダイアログボックス

  • ITDM2_Startupから起動失敗したショートカットの削除確認ダイアログボックス

  • 起動時の利用者情報の入力ダイアログボックス

  • ［JP1/IT Desktop Management 2 ジョブの保留］ダイアログボックス

  • シャットダウンまたは再起動の確認ダイアログボックス

• リモートインストール先のディスクには、リモートインストールするJP1/IT Desktop Management 2 - Agentの約3倍の空き容量が必要です。

• ほかのパッケージと一緒にリモートインストールしないでください。

• リモートインストールを実行してJP1/IT Desktop Management 2 - Agentを配布する場合、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentと同じバージョンのパッケージャを使用してください。

• パッケージングまたはリモートインストールのジョブ作成時に、［外部プログラム］パネルの「外部プログラム起動」で、インストール直後、およびインストールエラー時に起動する外部プログラムは指定できません。

• インストール処理中にコンピュータを再起動するかJP1/IT Desktop Management 2 - Agentのメニューを操作すると、インストールが失敗することがあります。また、インストールの状況を示すダイアログで［キャンセル］ボタンをクリックするとインストールは中断されます。

• インストール中のダイアログを表示させない場合、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのインストールが完了したあとに再起動が必要なときでもメッセージは表示されません。

• 次のようなジョブを実行しないでください。

  • 1つのリモートインストールジョブでJP1/IT Desktop Management 2 - Agentを含む複数のパッケージを配布する。

  • JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのリモートインストールジョブを含む複数のリモートインストールジョブを同時に実行する。

  JP1/IT Desktop Management 2 - Agent以外のパッケージを配布する場合は、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentの配布が完了したことを確認してから実行してください。

• JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのリモートインストールを正しく完了させるためには、リモートインストールが完了したあと、他製品をインストールする前に次のどちらかの方法でコンピュータを再起動してください。

  • 手動でコンピュータを再起動する。

  • ほかのパッケージのリモートインストールジョブに「インストール後コンピュータを再起動する」を設定して実行する。

• リモートインストールの実行結果は、配布管理システムの［ジョブ実行状況］ウィンドウで確認できます。

  ［ジョブ実行状況］ウィンドウから表示される［詳細情報］ダイアログボックスの「保守コード」が実行結果のリターンコードです。

• リモートインストールを実行するジョブ種別の「クライアントユーザによるインストール」ジョブを実行し、管理対象のコンピュータのパッケージセットアップマネージャを使用したインストールでは、中継システムおよびエージェントのインストールはできません。

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