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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


18.8 フェールオーバー発生後の対処方法

クラスタシステムで運用中にフェールオーバーが発生した場合の、実行中の処理に応じた対処方法を次の表に示します。

実行中の処理

フェールオーバー後の対処方法

操作画面の参照中

通信またはデータベースアクセスのエラーメッセージが出力されたあとで、いったんログアウトしてからログインし直してください。

パッケージ登録中

通信またはデータベースアクセスのエラーメッセージが出力されたあとで、いったんログアウトしてからログインし直してください。

パッケージの登録が完了していない場合は、パッケージを再登録してください。

資産情報などのインポート中

通信またはデータベースアクセスのエラーメッセージが出力されたあとで、いったんログアウトしてログインし直してから、インポートを再実行してください。

資産情報などのエクスポート中

通信またはデータベースアクセスのエラーメッセージが出力されたあとで、いったんログアウトしてログインし直してから、エクスポートを再実行してください。

データベースマネージャ実行中

実行中だった処理を再実行してください。

セットアップ実行中

クラスタグループの所有者をフェールオーバー前のノードに移したあと、セットアップを再実行してください。

コンポーネントの登録中

コンポーネントを再登録してください。

USBデバイスの登録中

USBデバイスを再登録してください。

コマンド実行中

コマンドを再実行してください。

また、実行していたコマンドに応じて、次に示す対処をしてください。

  • ioutils exportasset(ハードウェア資産情報のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportfield(追加管理項目の設定のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exporttemplate(テンプレートのエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportdevice(機器情報のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportdevicedetail(詳細な機器情報のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportpolicy(セキュリティポリシーの設定のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportupdategroup(更新プログラムグループの設定のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportoplog(操作ログのエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioutils exportfilter(フィルタの設定のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • ioassetsfieldutil export(共通管理項目と追加管理項目の定義のエクスポート)

    エクスポートされたファイルを削除してください。

  • exportdb(バックアップの取得)

    バックアップ先フォルダを削除してください。

  • getlogs(管理用サーバのトラブルシュート用情報の取得)

    トラブルシュート用情報格納先フォルダを削除しないでください。サポートサービスに問い合わせるときに必要になることがあります。

  • getinstlogs(インストール時のトラブルシュート用情報の取得)

    トラブルシュート用情報格納先フォルダを削除しないでください。サポートサービスに問い合わせるときに必要になることがあります。

重要

クラスタシステムで運用中にフェールオーバーが発生した場合、ホーム画面の[監視候補の処理]画面、および設定画面の[資産管理]−[インポート履歴の確認]画面にインポート状況やインポート結果が反映されません。インポートを再実行してください。