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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.30 getlogs(トラブルシュート用情報の取得)

機能

原因不明なトラブルや、解決が困難なトラブルなどが発生した場合に、サポートサービスに問い合わせるときに必要なトラブルシュート用情報を一括で取得します。

取得できるトラブルシュート用情報は、一次用ファイル(tsinf_1st.dat)と二次用ファイル(tsinf_2nd.dat)の2つのファイルに分けて出力されます。

管理用中継サーバでgetlogsコマンドを実行した場合、管理用中継サーバ用のエージェントに関するトラブルシュート用情報も併せて取得します。管理用中継サーバ用のエージェントのトラブルシュート用情報は、JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥logに格納されます。取得される情報については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド」のエージェントインストール時のトラブルシューティングの説明を参照してください。

なお、このコマンドは管理用サーバまたはリモートインストールマネージャを導入したコンピュータで実行してください。

形式

getlogs[△-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名]

引数

-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名

トラブルシュート用情報格納先フォルダを絶対パスで指定します。なお、指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。

空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名は末尾の「¥」を除いて150バイト以内で指定してください。また、使用できる文字はWindowsでフォルダ名に使用できる文字です。

この引数を省略した場合、トラブルシュート用情報ファイルは次に示すフォルダに格納されます。

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥troubleshoot

なお、トラブルシュート用情報の取得時に、トラブルシュート用情報格納先フォルダに一時フォルダとしてtsinfフォルダが作成され、コマンド終了時に削除されます。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥

JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。

注意事項

戻り値

getlogsコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

1

一部のトラブルシュート用情報の取得に失敗しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダが不正、またはフォルダがありません。

51

コマンドの実行権限がありません。

101

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

トラブルシュート用情報をC:¥tmp¥troubleshootに取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。

getlogs -f C:¥tmp¥troubleshoot

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