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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


11.1.11 バーコードリーダーを使用して棚卸する

バーコードリーダーを使用することで、簡単に棚卸を実施できます。JP1/IT Desktop Management 2とは別に、CSVファイルをエクスポートできるバーコードリーダーを利用して資産を管理している場合は、こちらの方法で棚卸を実施することをお勧めします。

1.機器を現品確認する

バーコードリーダーを利用して、組織内のすべての機器の現品を確認します。

2.資産情報の一覧をエクスポートする

バーコードリーダーに読み込んだ現品確認の情報を、CSVファイルにエクスポートします。

CSVファイルは、1行ごとに現品確認できた機器の[資産管理番号]だけが記入されるように編集してください。

3.棚卸日を更新する

CSVファイルを作成したら、ハードウェア資産情報のCSVファイルを読み込んで、一括で棚卸日を更新します。棚卸日を更新する手順については、「11.1.9 CSVファイルを基に棚卸日を一括更新する手順」を参照してください。

CSVファイルに記入されていたハードウェア資産情報の[棚卸日]が更新されます。

重要

棚卸日の更新でエラーになった場合は、JP1/IT Desktop Management 2で管理されていない資産があります。資産管理番号を確認して、対象の資産を登録してください。

4.棚卸できなかった機器を確認する

資産画面の[ハードウェア資産]画面で、[棚卸日]が更新されていないハードウェア資産情報を表示します。現品を調査するために、「資産管理番号」、「部署」、「設置場所」、「利用者名」などの項目をエクスポートしてください。エクスポートの手順については、「11.5 資産情報をエクスポートする手順」を参照してください。

5.該当機器の利用者に状況を確認する

ハードウェア資産情報の一覧を作成したら、現品がどこにあるか機器の利用者に確認します。

機器が見つかった場合 

一覧に、機器を現品確認できたことと、修正があればその内容を記入します。

機器が見つからなかった場合 

機器が紛失したおそれがあります。利用者に機器の紛失届けを提出するように指示し、必要に応じて資産画面の[ハードウェア資産]画面で該当資産の[資産状態]を「滅却」にします。また、紛失理由や紛失日時などを[ノート]タブにメモしておきます。

6.棚卸結果を反映する

現品確認できた機器について、現品確認の結果を反映します。

現品確認時に見つからなかった機器のうち、発見できたものについて[棚卸日]が更新されます。

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