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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


8.4 ネットワーク接続を遮断する手順

外部から持ち込まれたコンピュータや、セキュリティ対策が不十分なコンピュータがあった場合に、ネットワーク接続を手動で遮断できます。複数サーバ構成の場合、ネットワーク接続を遮断できるのは、自サーバ直下のコンピュータだけです。

なお、ネットワーク接続を遮断できるのは、ネットワークモニタが有効になっているネットワークセグメント内のコンピュータだけです。

ネットワーク接続を遮断するには:

  1. 機器画面を表示します。

  2. メニューエリアの[機器情報]−[機器一覧(ネットワーク)]画面でネットワークの接続を遮断したいコンピュータが含まれるネットワークセグメントを選択します。

  3. インフォメーションエリアで、ネットワーク接続を遮断したいコンピュータを選択して、[操作メニュー]の[接続を許可しない]を選択します。

  4. 表示されるダイアログで、[操作を続行する]をチェックして、[OK]ボタンをクリックします。

選択したコンピュータのネットワーク接続が遮断されます。また、ネットワーク制御リストの設定も、[ネットワークへの接続]が「許可しない」に変更されます。

[利用者にメッセージを通知する]をチェックすると、選択したコンピュータの利用者にメッセージを通知できます。複数のコンピュータを選択すると、同じ内容のメッセージを一斉に通知できます。なお、UNIXエージェント、Macエージェントに対してはメッセージを通知できません。

選択したコンピュータの[ノートに追記する]をチェックすると、ネットワーク接続を遮断した日付や理由などを記録できます。ここで入力した情報は[ノート]タブに追記されます。

重要

手動でネットワーク接続を遮断すると、自動でネットワーク接続が許可されなくなります。

重要

ネットワークモニタを有効にしていないネットワークセグメントでは、[ネットワークへの接続]が「許可しない」と表示されていても、コンピュータのネットワーク接続は遮断されません。

ヒント

セキュリティ画面の[機器のセキュリティ状態]−[機器一覧(ネットワーク)]画面、または設定画面の[ネットワーク制御]−[ネットワーク制御リストの設定]画面でもネットワーク接続を許可できます。

ヒント

ネットワーク接続が遮断されると、その機器でIPアドレスが競合する旨のメッセージが表示されることがあります。

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