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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


8.3 ネットワーク接続を許可する手順

安全なことが確認できているコンピュータや、検疫が完了したコンピュータがあった場合に、ネットワーク接続を手動で許可できます。複数サーバ構成の場合、ネットワーク接続を許可できるのは、自サーバ直下のコンピュータだけです。

なお、ネットワーク接続を許可できるのは、ネットワークモニタが有効になっているネットワークセグメント内のコンピュータだけです。

ネットワーク接続を許可するには:

  1. 機器画面を表示します。

  2. メニューエリアの[機器情報]−[機器一覧(ネットワーク)]画面でネットワーク接続を許可したいコンピュータが含まれるネットワークセグメントを選択します。

  3. インフォメーションエリアで、ネットワーク接続を許可したいコンピュータを選択して、[操作メニュー]の[接続を許可する]を選択します。

  4. 表示されるダイアログで、[OK]ボタンをクリックします。

選択したコンピュータのネットワーク接続が許可されます。

[ノートに追記する]をチェックすると、ネットワーク接続を許可した日付や理由などを記録できます。ここで入力した情報は[ノート]タブに追記されます。

重要

ネットワークモニタの機能によってネットワークから遮断された機器に対してネットワーク接続を許可した場合、ネットワークへの接続ができるようになるまで10分程度掛かることがあります。

ヒント

セキュリティ画面の[機器のセキュリティ状態]−[機器一覧(ネットワーク)]画面、または設定画面の[ネットワーク制御]−[ネットワーク制御リストの設定]画面でもネットワーク接続を許可できます。

ヒント

セキュリティ画面の[機器のセキュリティ状態]−[機器一覧(ネットワーク)]画面にIPアドレスの範囲が包含関係にあるネットワークが存在する場合、機器が所属するネットワークが特定できないため、サーバ構成の管理で意図した接続先に接続できない場合があります。機器のサブネットマスクを確認してください。IPアドレスの範囲が包含関係にあるネットワークができてしまった場合は、セキュリティ画面の[機器のセキュリティ状態]−[機器一覧(ネットワーク)]画面で不要なネットワークを削除し、サーバ構成の管理で設定を再度適用してください。

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