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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


7.9.6 コントローラに接続要求を出す

コンピュータからコントローラに接続要求を出すには、リクエスタウィザードを利用します。

重要

リクエスタウィザードは、オンライン管理のコンピュータだけで利用できます。

重要

コントローラに接続要求を出してリモートコントロールを開始する場合、コントローラ側でリクエストサーバが起動されている必要があります。リクエストサーバの起動方法については、「7.7.12 リクエストサーバを開始または停止する手順」を参照してください。

ヒント

リクエスタウィザードでは、ウィザードの設定内容をファイルにエクスポートできます。複数のコンピュータから、同じコントローラに接続要求を出す場合、エクスポートした設定ファイルを各コンピュータでインポートすると素早く設定できて便利です。

コントローラに接続要求を出すには:

  1. リクエスタウィザードを起動します。

    Windowsの[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]−[リモコンエージェント]−[リクエスタウィザード]を選択してください。

    リクエスタウィザードが起動します。

  2. 接続先のコントローラを指定して、[次へ]ボタンをクリックします。

    ヒント

    あらかじめリクエスタウィザードの設定内容をエクスポートしている場合、[設定情報をインポート]ボタンをクリックしてインポートすることで、ウィザードの内容を一括設定できます。

  3. コントローラの応答に対する動作を設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

  4. 接続要求時にコントローラ側に表示するメッセージを設定して、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. ウィザード完了後の動作を選択して、[完了]ボタンをクリックします。

    ヒント

    [エクスポート]ボタンをクリックすると、ウィザードの設定内容をファイルにエクスポートできます。

設定した内容に従って、コントローラに接続要求を出します。コントローラ側で接続が許可されると、リモートコントロールが開始されます。

コンピュータからコントローラに接続要求を出すと、コンピュータのタスクバーにアイコン([図データ])が表示されます。このアイコンが表示されている間は、接続要求を出し続けていることを意味します。

ヒント

エージェントでは、アドレス認証(許可コントローラ)とユーザー認証(ユーザーIDおよびパスワード)の2種類の認証情報を設定できます。しかし、接続要求を基にコントローラから接続されるときに使用されるのはユーザー認証だけです。