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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


7.6.8 リモートコントロール中のコンピュータのファイルの操作手順

コントローラでコンピュータのファイルを操作する場合、コンピュータの画面を呼び出して操作するほかに、[ファイル転送]ウィンドウを利用することもできます。

[ファイル転送]ウィンドウからコンピュータのファイルを開くと、そのファイルはコンピュータからコントローラに転送されます。ファイルの編集時にコンピュータの利用者に影響を与えることはありません。ファイルの受信先は、[ファイル転送]ウィンドウのオプションで設定したフォルダとなります。

複数のコンピュータから同じ名称のファイルを開いた場合は、開いた順序でコントローラがファイルを受信します。このとき、前回受信したファイルを上書きして受信するので、最後に受信したファイルを開くことになります。

[ファイル転送]ウィンドウからコンピュータのファイルを編集するには:

  1. [ファイル転送]ウィンドウでコンピュータのファイルを選択し、メニューで[ファイル]−[開く]を選択します。

    ヒント

    ファイルをダブルクリックして開くこともできます。

  2. 表示されたファイルを編集します。

  3. 編集終了後、ファイルを閉じます。

  4. 表示されるダイアログで[はい]ボタンをクリックします。

コントローラ上で編集したファイルがコンピュータの元の場所に転送され、元のファイルを上書きします。

ファイルの転送と削除を自動的に処理したり、コントローラ上にファイルを残すようにしたりしたい場合は、ツールバーの[環境の設定]ボタンをクリックして表示されるダイアログの[ファイル]タブで、リモートファイルの設定を変更してください。

なお、ファイルの転送と削除の自動処理を設定していない場合は、ファイルを閉じるとコントローラのファイルは転送されないで一時フォルダに残ります。

手動でファイルを転送および削除するには:

[ファイル転送]ウィンドウからコンピュータのファイルを開いた場合、コントローラにそのファイルが一時的に保存されます。また、ファイルの転送と削除の自動処理を設定していない場合は、ファイルを閉じてもコントローラのファイルは転送されないで残ります。

これらコントローラに残っているファイルは、リモートファイルの一覧の[ファイル転送]ウィンドウで確認できます。このウィンドウから、コントローラに残っているファイルをコンピュータに転送したり、コントローラから削除したりできます。

  1. [ファイル転送]ウィンドウのメニューから、[表示]−[リモートファイルの一覧]を選択します。

  2. リモートファイルの一覧の[ファイル転送]ウィンドウのメニューで、[編集]−[転送]または[転送後に削除]を選択します。

編集終了したファイルが、コンピュータの元の場所に転送されます。

[転送]を選択した場合はコピーと同様の処理となり、コントローラにファイルが残ります。[転送後に削除]を選択した場合は移動と同様の処理となり、コントローラにファイルは残りません。

なお、ファイルをコントローラから削除する場合は、[ファイル]−[削除]メニューを選択してください。削除状況を示すダイアログが表示され、コントローラに保存されたファイルが削除されます。

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