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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


1.9.1 手持ちの管理台帳の情報を登録する

手持ちの管理台帳をインポートして、ハードウェア資産情報を一括登録できます。

1.インポートするCSVファイルを用意する

資産情報をインポートするために、管理台帳のデータをあらかじめCSVファイルに変換しておきます。

2.管理台帳をインポートする

管理台帳をインポートすることで、管理台帳上の情報をハードウェア資産情報に登録できます。資産情報をインポートする方法については、「11.4.1 ハードウェア資産情報をインポートする手順」を参照してください。

資産情報をインポートするときには、管理台帳上の項目とJP1/IT Desktop Management 2の資産管理項目の対応づけを設定します。これによって、管理台帳上のすべての情報をJP1/IT Desktop Management 2の資産管理項目にインポートできます。

ヒント

管理台帳上の項目の並び順や項目名を変更することなく対応づけを設定できます。また、対応する項目がない場合は、インポート時に資産管理項目を新規に作成して対応づけできます。

事前に、JP1/IT Desktop Management 2の管理対象にした機器がある場合は、機器情報が収集され、機器に対応したハードウェア資産情報が自動的に登録されます。

インポートするときは、インポートする情報と登録されているハードウェア資産情報を対応づけるための[マッピングキー]を指定します。インポートを実行すると、管理台帳とJP1/IT Desktop Management 2のハードウェア資産情報でマッピングキーが一致したものは、資産情報が更新されます。管理台帳にマッピングキーが一致しない情報があった場合は、新規のハードウェア資産情報として登録されます。

マッピングキーは次の項目から選択できます。ハードウェア資産を一意に特定できる項目を指定してください。

  • 資産管理番号

  • シリアルナンバー

  • IPアドレス

  • MACアドレス

  • ホスト名

  • IMEI

  • 契約電話番号

注※ BIOS情報のシリアルナンバーです。

重要

マッピングキーに指定する項目は、JP1/IT Desktop Management 2とインポートする管理台帳の両方に値が存在する項目にしてください。例えば、管理台帳に[シリアルナンバー]が掲載されていても、ハードウェア資産情報に[シリアルナンバー]の値が登録されていない場合は、インポートしても正しく情報が対応づけられません。この場合、管理台帳上のハードウェア資産がすべて新規のハードウェア資産情報として登録されてしまいます。

3.インポート結果を確認する

インポート後は、資産画面の[ハードウェア資産]画面で、管理台帳の情報がハードウェア資産情報に正しく登録されているかどうかを確認してください。

登録済みのハードウェア資産情報を更新する場合に、インポート実行後に[資産状態]が「未確認」のハードウェア資産情報があるときは、その資産は管理台帳に情報が登録されていなかったか、マッピングキーが一致しなかったおそれがあります。

管理台帳に情報が登録されていなかった資産は、手動で資産情報を登録してください。マッピングキーが一致していなかった場合は、別のハードウェア資産として新規登録されているので、ハードウェア資産情報と機器の対応づけを確認、変更して不要な方の情報を削除してください。

インポートが完了し、管理台帳の情報がハードウェア資産情報に登録されます。

ハードウェア資産情報の登録が完了したら、運用に応じて資産情報をメンテナンスしていきます。なお、ハードウェア資産情報が機器情報と関連づいている場合、ハードウェア資産情報のうちの[機器情報]は、収集された機器情報で自動的に更新されます。

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