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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


1.2.1 オフライン管理したいコンピュータにエージェントを導入する流れ

JP1/IT Desktop Management 2でコンピュータをオフライン管理するためには、まずオフライン管理用のエージェント設定を作成します。そのあと、インストールセットを作成し、外部記憶媒体を利用してコンピュータにインストールします。

オフライン管理したいコンピュータにエージェントを導入する流れを次の図に示します。

[図データ]

  1. オフライン管理用のエージェント設定を作成する

    システム管理者が、設定画面のエージェント設定で、[基本設定]−[上位システムと通信する]のチェックを外したエージェント設定を作成します。

  2. インストールセットを作成する

    オフライン管理用のエージェント設定のインストールセットを作成して、管理者のコンピュータにダウンロードします。セキュリティポリシーを適用する場合は、インストールセットにセキュリティポリシーを含めることもできます。

  3. インストールセットを格納する

    インストールセットを外部記憶媒体に格納して、利用者に渡します。

  4. コンピュータへインストールする

    利用者は、オフライン管理したいコンピュータに外部記憶媒体を接続して、インストールセットを実行してエージェントをインストールします。オフライン管理したいすべてのコンピュータに対して、同じ外部記憶媒体を利用してこの手順を実施します。

コンピュータへのエージェントの導入が完了します。エージェントの導入が完了したら、オフライン管理のコンピュータから機器情報を取得して、JP1/IT Desktop Management 2の管理対象にします。

ヒント

オフライン管理とオンライン管理を頻繁に切り替えるコンピュータにエージェントを導入する場合は、ほかのオフライン管理のコンピュータに適用するエージェント設定とは別に、専用のエージェント設定を用意することをお勧めします。切り替えるときに、エージェント設定を変更する必要があるためです。