付録A.2 エージェントの環境を変更した場合の認識方法
エージェントを導入したコンピュータは、機器を識別するためのユニークなID(ホスト識別子)が生成されます。
コンピュータの環境を変更した場合、変更方法によってホスト識別子が再生成されるかどうかが異なります。ホスト識別子が再生成されると、環境を変更する前の機器とは異なる機器として認識されます。
ホスト識別子は、次のような場合に再生成されます。
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OSを再インストールした場合
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OSがインストールされたハードディスクを交換した場合
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マザーボードを交換した場合※
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ディスクコピーを利用して、ほかのコンピュータにエージェントを導入した場合※
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resetnid.vbsコマンドを実行した場合
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ホスト識別子管理ファイルが不正となり、再作成された場合
注※ すでにホスト識別子が再生成されていた場合は、環境を変更する前の機器と同じ機器として認識されます。
上記以外の場合は、ホスト識別子は再生成されません。例えば、次のような場合は、ホスト識別子は再生成されません。
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エージェントをアンインストールした場合
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エージェントをアンインストールしたあとに、エージェントを再インストールした場合
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エージェントを上書きインストールした場合
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CPU、メモリ、またはネットワークカードを交換した場合
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OSをアップグレードした場合
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ハードディスクを増設した場合
- ヒント
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異なる機器として認識された場合は、環境を変更する前の機器情報やハードウェア資産情報が管理用サーバに残った状態になります。必要に応じて情報を削除してください。