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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


8.9 getinstlogs(インストール時のトラブルシュート用情報の取得)

JP1/IT Desktop Management 2 - ManagerまたはRemote Install Managerをインストールしたときの、トラブルシュート用情報を取得するためのgetinstlogsコマンドについて説明します。

機能

管理者がJP1/IT Desktop Management 2 - ManagerまたはRemote Install Managerをインストールした際に、原因不明なトラブルや、解決が困難なトラブルなどが発生した場合に、サポートサービスに問い合わせるときに必要なトラブルシュート用情報を一括で取得します。

なお、このコマンドは管理用サーバまたはリモートインストールマネージャを導入したコンピュータで実行してください。

形式

getinstlogs[△-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名]

引数

-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名

トラブルシュート用情報格納先フォルダを絶対パスで指定します。ネットワークドライブも指定できます。

空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名は末尾の「\」を除いて150バイト以内で指定してください。また、使用できる文字はWindowsでフォルダ名に使用できる文字です。

この引数を省略した場合、トラブルシュート用情報ファイルはデスクトップに格納されます。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2の提供媒体のルート\_PPDIR\8〜11文字の英数字\DISK1\

注意事項

戻り値

getinstlogsコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

1

一部のトラブルシュート用情報の取得に失敗しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたフォルダにアクセスできない、またはフォルダがありません。

13

指定されたデータ格納フォルダに、バックアップファイルを書き込めません。

51

コマンドの実行権限がありません。

101

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

インストール時のトラブルシュート用情報をC:\tmp\troubleshoot\installに取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。

getinstlogs -f C:\tmp\troubleshoot\install

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