7.17 大規模管理用のオプションを切り替える手順
大規模管理用のオプションは、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのインストール時に設定します。大規模管理用のオプションを無効から有効に切り替える手順を次に示します。
- ヒント
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大規模管理用のオプションを有効から無効に切り替える手順も同様の手順となります。
ただし、50,000台以上の機器を管理している場合には、大規模管理用のオプションを有効から無効に切り替えないでください。
大規模管理用のオプションを無効から有効にに切り替えるには:
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JP1/IT Desktop Management 2のサービスを停止します。
データベースのバックアップ後に、エージェントから通知された操作ログが新規に保管されないよう、あらかじめサービスを停止しておきます。
Windowsの[スタート]メニューから[管理ツール]−[サービス]を選択してください。表示されるダイアログで、サービス名を右クリックして[停止]を選択すると、サービスを停止できます。停止するサービスを次に示します。
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JP1_ITDM2_Agent Control
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JP1_ITDM2_Service
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JP1_ITDM2_Web Container
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移行前の管理用サーバのデータベースのバックアップを取得します。
移行前の管理用サーバのコンピュータで、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Manager]−[ツール]−[データベースマネージャ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのデータベースマネージャを起動して、データベースのバックアップを実行してください。バックアップ先フォルダのドライブは、目安として20ギガバイト以上の空き容量を確保してください。
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操作ログのバックアップデータを退避します。
操作ログを保管する設定にしている場合は、セットアップで指定している「操作ログの保管先フォルダ」に格納されているバックアップデータを退避してください。
操作ログを保管する設定にしているかどうかは、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Manager]−[ツール]−[セットアップ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Manager のセットアップを起動して、[操作ログの設定]画面で[操作ログを保管する]がチェックされているかどうかで確認します。チェックされている場合は、操作ログを保管する設定になっています。
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変更履歴のバックアップデータを退避します。
保存用の変更履歴を出力する設定にしている場合は、セットアップで指定している「変更履歴の出力先フォルダ」に格納されているバックアップデータを退避してください。
保存用の変更履歴を出力する設定にしているかどうかは、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Manager]−[ツール]−[セットアップ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Manager のセットアップを起動して、[保存用の変更履歴の出力設定]画面で[保存用の変更履歴を定期的に出力する]がチェックされているかどうかで確認します。チェックされている場合は、保存用の変更履歴を出力する設定になっています。
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移行前の管理用サーバのコンピュータで、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerをアンインストールします。
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JP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールします。Managerの種別では、[大規模管理用の管理用サーバ]をチェックしてください。
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JP1/IT Desktop Management 2 - Manager をセットアップします。
移行後の管理用サーバのコンピュータで、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Manager]−[ツール]−[セットアップ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのセットアップを起動して、セットアップを実行してください。
操作ログを保管する設定にしている場合は、[操作ログの自動保管の設定]画面で「操作ログの保管先フォルダ」に、移行前の「操作ログの保管先フォルダ」を指定してください。
保存用の変更履歴を出力する設定にしている場合は、[保存用の変更履歴の出力設定]画面で「変更履歴の出力先フォルダ」に、移行前の「変更履歴の出力先フォルダ」を指定してください。
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手順2.でバックアップしたデータベースをリストアします。
移行後の管理用サーバのコンピュータで、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Manager]−[ツール]−[データベースマネージャ]からJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのデータベースマネージャを起動して、データベースのリストアを実行してください。
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正しく運用できることを確認します。
エージェントが移行後の管理用サーバに接続されたかどうかを確認します。機器画面の[機器一覧]画面で、[最終接続確認日時]が更新されていることを確認してください。
[最終接続確認日時]はデフォルトでは表示されていないため、表示されていない場合は[機器一覧]画面の一覧の項目を右クリックして、[表示項目の選択]から表示されるダイアログで確認してください。[最終接続確認日時]が更新されない場合、利用者のコンピュータで、Windows の[スタート]メニュー−[すべてのプログラム]−[JP1_IT Desktop Management 2 - Agent]−[管理者ツール]−[セットアップ]からエージェントのセットアップを起動して、接続先に移行後の管理用サーバが設定されているかどうかを確認してください。
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パラメタを設定します。
ここでのすべての手順が終了したら、パラメタを設定します。
マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」の大規模環境での運用方法についての説明を参照してください。
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データベースのバックアップならびに操作ログおよび変更履歴のバックアップデータを必要に応じて削除します。
- ヒント
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JP1/IT Desktop Management 2 12-60より前のバージョンからバージョンアップした場合は、大規模管理用のオプションは無効になります。
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JP1/NETM/DMからJP1/IT Desktop Management 2に移行する場合で、大規模管理用のオプションを有効で運用する場合は、いったん大規模管理用のオプションを無効にした管理用サーバに移行した後、大規模管理用のオプションを有効に切り替えてください。
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- ヒント
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操作画面のオーバービューおよび一覧表示のレイアウトの設定は、ログインユーザーごとに保持されています。大規模管理用のオプションを切り替えても、移行前の管理用サーバでの表示設定がそのまま引き継がれます。移行後の管理用サーバでの運用時に次の表示項目が適切でない場合、手動で設定を変更してください。
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ホーム画面のパネルレイアウト、および各パネルの設定内容
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セキュリティ画面のダッシュボードのパネルレイアウト、および各パネルの設定内容
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資産画面のダッシュボードのパネルレイアウト、および各パネルの設定内容
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機器画面のダッシュボードのパネルレイアウト、および各パネルの設定内容
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配布画面のダッシュボードのパネルレイアウト、および各パネルの設定内容
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各種一覧の1ページあたりの表示件数、一覧に表示する項目、および一覧項目の表示順
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