5.1 JP1/IT Desktop Management 2 - Managerを上書きインストールする手順
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの上書きインストールを実行するには、インストール対象のバージョンが、すでにインストールされているバージョン以上である必要があります。また、上書きインストール中は、ハードディスクに最低2.5ギガバイトの空き容量が必要です。
- 重要
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上書きインストールする前に、JP1/IT Desktop Management 2からログアウトして、操作画面を閉じてください。操作画面を表示したまま上書きインストールすると、インストール完了後に操作画面が正しく表示されない場合があります。
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ユーザーアカウント制御(UAC)がサポートされているWindowsのコンピュータにインストールする場合は、権限の昇格を求めるダイアログが表示されることがあります。このダイアログが表示されたときは、権限を昇格してください。
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インストール中にOSをシャットダウンしないでください。途中でOSをシャットダウンした場合、あとで再インストールしても正常に実行されないおそれがあります。
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インストール前は、すべてのWindowsアプリケーションを終了させてください。誤ってJP1/IT Desktop Management 2 - Managerのプログラムを起動したままインストールを実行した場合は、インストールの実行結果に関係なくOSを再起動してください。OSを再起動しても、サービスが起動しない場合や、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのプログラムが動作しない場合は、次に示す手順でインストールを再実行してください。
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すべてのWindowsアプリケーションを終了させてください。
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サービス(JP1_ITDM2_Service)を停止してください。
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上書きインストールを再実行してください。サービスが開始されます。
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次に該当する環境は、上書きインストールでのセットアップ(データベースのアップグレード) 後に、データベースのバージョンアップが実行されます。
(a)Hitachi IT Operations DirectorからJP1/IT Desktop Management 2 12-50以降に上書きインストール
(b)Hitachi IT Operations DirectorからJP1/IT Desktop Management 2 12-10以前に上書きインストールした環境をJP1/IT Desktop Management 2 12-50以降に上書きインストール※
注※ <JP1/IT Desktop Management 2のインストールフォルダ>¥mgr¥db¥CLIENT¥UTLフォルダにPDC LTM64.dllファイルが存在しない環境が該当します。
次に注意事項を示します。
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Hitachi IT Operations Directorからの上書きインストールでは、操作ログデータベースは移行されません。
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非クラスタ環境、またはクラスタ環境の現用系では、データベース退避フォルダには、データベースフォルダとデータフォルダのディスク占有量の合計値以上の空き容量を確保してください 。
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バージョンアップ後のデータベースに操作ログのデータを移行するには、数時間かかる場合があります。環境に依存しますが、1,000機器・30日分の操作ログの移行に1時間以上かかる場合があります。セットアップの最後に表示されるデータベースのバージョンアップ画面で、操作ログのデータベースの移行を無効に設定することができます。また、データベース退避フォルダには 、データベースフォルダとデータフォルダ、および操作ログのデータベースフォルダのディスク占有量の合計値以上の空き容量を確保してください。操作ログのデータベースの移行を無効にすると、操作ログは移行されませんが、操作ログを保管する設定の場合、後から操作ログをデータベースに手動で取り込むことができます。また、操作ログを保管しない設定の場合、上書きインストールを実施する前に、ioutils exportoplogコマンドで必要な操作ログのデータをエクスポートしてください。
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データベースのバージョンアップの処理は次の(1)〜(8)の順に実行され、処理の進捗は次のメッセージで確認することができます。
KDEX4490-I データベースのバージョンアップの進捗 処理=[処理], 進捗=[進捗を表す数値]/[ 進捗の全体(各処理毎)を表す数値]
[処理]には次の値が表示されます。
(1)Backup Data
(2)Backup Data (Operation Log)
(3)Uninstall Database
(4)Install Database
(5)Build Database
(6)Restore Data
(7)Restore Data (Operation Log)
(8)Start Service
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JP1/IT Desktop Management 2 - Managerを上書きインストールするには:
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提供媒体をCD/DVDドライブにセットします。
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表示される[日立総合インストーラ]ダイアログで、[JP1/IT Desktop Management 2 - Manager]を選択して、[インストール実行]ボタンをクリックします。
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インストール開始のダイアログで[次へ]ボタンをクリックします。
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[使用許諾契約]ダイアログで、内容を確認してから[使用許諾契約の条項に同意します]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
同一のバージョンで上書きインストールする場合は手順5.へ、異なるバージョンで上書きインストールする場合は手順8.へ進んでください。
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コンポーネントを選択するダイアログで、設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
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[インストールするManagerの種別]ダイアログで、Managerの種類を確認して[次へ]ボタンをクリックします。
[管理用中継サーバ]を選択している場合は手順7.へ、[単数サーバ構成の管理用サーバ、または複数サーバ構成の統括管理用サーバ]を選択している場合は手順8.へ進んでください。
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[エージェントのコンポーネント設定]ダイアログで、管理用中継サーバに含めるエージェントのコンポーネントを選択して[次へ]ボタンをクリックします。
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インストールの開始準備の完了を示すダイアログで、内容を確認し、[インストール]ボタンをクリックします。
インストールが実行されます。なお、クラスタ構成の場合は、必要に応じてサービス停止を促すダイアログが表示されます。表示内容に従って操作してください。
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インストールの完了を示すダイアログで、コンポーネントのアップデートに関する設定をして、[完了]ボタンをクリックします。
コンポーネントのアップデートについては、「5.8 コンポーネントのアップデート方法」を参照してください。
- ヒント
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データベースのアップグレードが必要な場合は、上書きインストールの完了を示すダイアログに、セットアップを起動するための[セットアップ]が表示されます。ここをチェックするか、またはスタートメニューからセットアップを起動して実行してください。この場合、コンポーネントに関する設定は、セットアップの完了を示すダイアログに表示されます。
JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの上書きインストールが完了します。再起動を要求するメッセージが表示された場合は、コンピュータを再起動してください。
- 注意事項
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上書きインストールを実行すると、ホーム画面の[監視候補の処理]に表示するインポートの実行状況は引き継ぎません。バージョンアップ後にインポートを実行すると実行状況が更新されます。
関連リンク