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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


2.8.1 JP1/NETM/NM - Manager連携構成システムを構築する流れ

JP1/NETM/NM - Managerと連携するには、まず最小構成システムを構築し、そのあとでネットワーク制御用アプライアンスを配置します。それから、JP1/NETM/NM - Managerを導入し、JP1/NETM/NM - Manager連携を有効にします。

JP1/NETM/NM - Managerをインストールする手順およびセットアップする手順については、マニュアル「JP1 Version 9 JP1/NETM/Network Monitor - Manager」またはマニュアル「JP1 Version 10 JP1/NETM/Network Monitor - Manager」のインストールとセットアップの説明を参照してください。JP1/NETM/NM - Managerを設定する手順は、マニュアル「JP1 Version 9 JP1/NETM/Network Monitor」またはマニュアル「JP1 Version 10 JP1/NETM/Network Monitor」の操作方法の説明を参照してください。

  1. 最小構成システムを構築します。

  2. ネットワーク制御用アプライアンスを監視対象のネットワークセグメントに配置し、セットアップします。

  3. 管理用サーバにJP1/NETM/NM - Managerをインストールします。

  4. JP1/NETM/NM - Managerをセットアップします。

    JP1/IT Desktop Management 2をクラスタシステムで運用する場合は、同じ待機系サーバを利用してJP1/NETM/NM - Managerもクラスタシステムで運用してください。

  5. JP1/NETM/NM - Managerで監視対象のネットワークセグメントとグループを登録します。

  6. JP1/NETM/NM - Managerでネットワーク制御用アプライアンスの環境設定を実施します。

  7. ネットワーク制御用アプライアンスで検疫通信情報の設定(特例接続の設定)を実施します。

  8. JP1/IT Desktop Management 2の[設定]−[ネットワーク制御]−[ネットワークモニタ設定の割り当て]画面で、JP1/NETM/NM - Managerに登録した監視対象のネットワークセグメントを、非監視時に通知しない設定にします。

    ブラックリスト方式でネットワーク接続を管理する場合は、手順9.は不要です。ホワイトリスト方式でネットワーク接続を管理する場合だけ手順9.を実施してください。

  9. 管理用サーバに格納されている、ネットワーク制御設定ファイル(jdn_networkcontrol.conf)を編集します。手順については、「4.6.6 ネットワーク制御設定ファイルを編集する手順」を参照してください。

  10. JP1/IT Desktop Management 2で、JP1/NETM/NM - Manager連携を有効にします。

    手順については、「4.6.5 JP1/NETM/NM - Manager連携の設定を有効にする手順」を参照してください。

JP1/NETM/NM - Manager連携構成システムの構築が完了します。

重要

JP1/NETM/NM - Managerと連携する場合、ネットワーク制御用アプライアンスの許可機器一覧および排除機器一覧は、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのネットワーク制御リストの内容に置き換わります。このため、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerと連携する前に、ネットワーク制御用アプライアンスの許可機器一覧および排除機器一覧を登録していた場合、その内容が失われます。ネットワーク制御リストの内容とJP1/IT Desktop Management 2 - Managerと連携する前に登録していた許可機器一覧および排除機器一覧に差異がある場合は、必要に応じてネットワーク制御リストに登録してから、JP1/NETM/NM - Managerと連携する設定をしてください。

重要

JP1/NETM/NM - Managerと連携する場合、ネットワーク制御用アプライアンスの検疫通信情報に次のサーバを登録し、機器がネットワークから遮断されてもこれらのサーバと通信できるようにしてください。

  • 管理用サーバ

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