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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド


1.6.5 エージェントインストール用の媒体(CD-RやUSBメモリ)を配布する

管理者は、インストールセットのデータを媒体(CD-RやUSBメモリ)に書き込みます。そして、その媒体を利用者に配布します。利用者は、配布された媒体を使用してエージェントをインストールします。

メリット

Webページにセキュリティ管理用のページを作成したり、共有フォルダの環境を作成したりする必要がありません。この方法は、エージェントをインストールするコンピュータの台数が少ない場合に有効です。また、ネットワークの通信速度が遅い場合に、ネットワークに負荷をかけないでエージェントをインストールできます。利用者のコンピュータを構築するユーザー専用に、エージェントのプログラムを保持できることにもなります。

デメリット

必要な枚数分だけデータを媒体に書き込んで利用者に配布する必要があるため、展開に時間が掛かります。

CD-Rの場合を例に、媒体を配布してエージェントをインストールするイメージを、次の図に示します。

[図データ]

ヒント

Autorun.infを作成してインストールセットと一緒にCD-Rに格納しておくと、媒体をコンピュータに接続した際に、自動でインストールが開始されます。インストールセットのファイル名が「ITDM2Agt.exe」の場合のAutorun.infの作成例は次のとおりです。

[Autorun]
open=ITDM2Agt.exe

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