付録A.5 プロパティ一覧
コンフィグレーションファイルで設定できるプロパティを次の表に示します。なお、コンフィグレーションファイルの設定は、JP1/IT Desktop Management 2のサービスの再起動後に適用されます。
プロパティ |
説明 |
設定値 |
デフォルト |
---|---|---|---|
Capacity_OplogDBPathWarningThreshold |
操作ログのデータベースフォルダの空き容量の警戒しきい値 |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログのデータベースの[必要なディスク容量]の10% |
Capacity_OplogDBPathErrorThreshold |
操作ログのデータベースフォルダの空き容量の緊急しきい値 |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログのデータベースの[必要なディスク容量]の3% |
Capacity_OplogBKPathWarningThreshold |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の警戒しきい値(定期エクスポート無効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログの保管先フォルダに必要なディスク容量の目安の7日分 |
Capacity_OplogBKPathErrorThreshold |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の緊急しきい値(定期エクスポート無効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログの保管先フォルダに必要なディスク容量の目安の3日分 |
Capacity_OplogBKPathWarningThreshold_ExportEnabled |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の警戒しきい値(定期エクスポート有効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログの保管先フォルダに必要なディスク容量の目安の7日分 |
Capacity_OplogBKPathErrorThreshold_ExportEnabled |
操作ログの保管先フォルダの空き容量の緊急しきい値 (定期エクスポート有効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログの保管先フォルダに必要なディスク容量の目安の3日分 |
Capacity_DataPathWarningThreshold_OpLogEnabled_ExportDisabled |
データフォルダの空き容量の警戒しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート無効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログのバッファ用データフォルダに必要なディスク容量の目安の50%+3,072メガバイト |
Capacity_DataPathErrorThreshold_OpLogEnabled_ExportDisabled |
データフォルダの空き容量の緊急しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート無効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログバッファ用データフォルダに必要なディスク容量の目安の30%+500 |
Capacity_DataPathWarningThreshold_OpLogEnabled_ExportEnabled |
データフォルダの空き容量の警戒しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート有効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログバッファ用データフォルダに必要なディスク容量の目安の50%+3,072メガバイト |
Capacity_DataPathErrorThreshold_OpLogEnabled_ExportEnabled |
データフォルダの空き容量の緊急しきい値 (操作ログ有効時・定期エクスポート有効時) |
0〜1,048,576メガバイト |
操作ログバッファ用データフォルダに必要なディスク容量の目安の30%+500 |
State_AfterAgentUninstalling※1 |
JP1/IT Desktop Management 2 - Agentをアンインストールした時に、機器の廃棄として扱うか、JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのアンインストールとして扱うかどうかの指定 |
0:アンインストールとして扱う 1:機器の廃棄として扱う |
0 |
Report_Data_MakeTime |
レポートの集計データを作成する時間 |
00:00〜23:59 |
23:00 |
Report_Digest_MakeTime |
ダイジェストレポートを作成する時間 |
00:00〜23:59 |
06:00 |
DB_MentenanceTime |
データベースをメンテナンスする時間 |
00:00〜23:59 |
05:00 |
ChangeHistory_GetTime |
変更履歴を取得する時間 |
00:00〜23:59 |
00:00 |
OpLog_DB_DeleteTime |
自動取り込みされた操作ログデータベースのメンテナンスを実施する時間 |
00:00〜23:59 |
01:00 |
UNIX_Software_Manage |
UNIXエージェントやMacエージェントのソフトウェア情報を管理するかどうかの指定 |
YES:管理する NO:管理しない |
NO |
DeviceAutoMaintenanceTime |
機器のメンテナンスが有効な場合にメンテナンス処理を開始する時間 |
00:00〜23:59 |
23:00 |
AgentStartMenu_Display |
インストールセット、エージェントの配信による、エージェントでのスタートメニューの表示についての設定 |
ON:エージェントのすべてのスタートメニューを表示する。 OFF:エージェントのすべてのスタートメニューを表示しない。※2 SELECT:xxx,xxx,... :表示するスタートメニューを選別する。 xxxに指定できるメニュー項目を次に示します。複数を指定する場合は項目間をコンマ(,)で区切ってください。
例えば、[パッケージセットアップマネージャ]と[USBデバイスの登録]を表示する場合は、次のように指定します。 SELECT:PSM,ATUSB |
なし |
SDM_Mapping_Name |
JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Managerに登録したスマートデバイスの名称を、JP1/IT Desktop Management 2の操作画面に表示するホスト名、コンピュータ名または機器名称としてマッピングするかどうかの設定 |
0:マッピングしない※3 1:マッピングする |
1 |
OfflineRegistration_StatusUnknown |
オフライン管理のコンピュータの機器情報を初めて取得した場合の機器状態についての設定 |
ON:機器状態を「不明」にする OFF:機器状態を「停止中」にする ただし、機器状態が「警告」の場合、「警告」が表示されます。 |
OFF |
Mgrsrv_jdnmssecurityctrl |
セキュリティ判定の設定 |
10 管理対象のコンピュータが30,000〜50,000台の場合に必ず設定してください。 |
5 |
Mgrsrv_Patch_AutoPackageKind |
更新プログラムの自動取得を行うかどうかの指定 |
0:更新プログラムの自動取得を行わない 1:更新プログラムの自動取得を行う |
1 |
RollUpPatch_ExpirationDate |
月例ロールアップの判定期限の設定 設定値の日以降は月例ロールアップのセキュリティ判定をしなくなります。設定値は米国東部標準時間で解釈されます。 |
「第何週,曜日」のフォーマットまたは0を指定します。第何週には1〜5を指定します。曜日には1〜7を指定します。曜日の値の意味を次に示します。 1:日曜日 2:月曜日 3:火曜日 4:水曜日 5:木曜日 6:金曜日 7:土曜日 0を指定した場合は判定期限を設けません。 |
2,3 (第二火曜日) |
RestAPIProtocol |
APIの通信プロトコルの設定 |
0:HTTPプロトコル 1:HTTPSプロトコル |
0 |
RestAPIInventoryUpdatePriorityLow |
APIによって取得された機器情報の更新の優先順位の設定 |
APIによって取得された機器情報の更新の優先順位を、次のどれかで指定した方法の1つ上の優先順位とします。 Shares:Windowsの管理共有によって取得された機器情報 SNMP:SNMPによって取得された機器情報 AD:Active Directoryによって取得された機器情報 MDM:MDM連携によって取得された機器情報 ARP:ARPによって取得された機器情報 このプロパティを指定しない場合は、「(14) 機器情報の更新」で記載した3番目の優先順位となります。 |
SNMP |
OpLog_ExportSourceDateAndTime |
操作ログエクスポート時に、発生元エージェントの操作日時(エージェント)、操作日時(UTC)、およびタイムゾーンを追加出力するかどうかの設定 |
OFF:エージェントの操作日時を管理用サーバのタイムゾーンで出力する ON:エージェントの操作ログ取得日時の情報(操作日時(エージェント)、操作日時(UTC)、およびタイムゾーン)を追加で出力する |
OFF |
Mgrsrv_jdnmssecurityctrl_L※4 |
セキュリティ判定を実施するプロセス数の設定 |
1〜20 |
10 |
Security_Judgement_Execution_Opportunity_L※4 |
大規模管理用のオプションを有効にした場合のセキュリティ判定の実行タイミング ALLを設定すると、セキュリティ判定に関わるデータが更新されたタイミングでセキュリティ判定が実行されますが、サーバのCPU負荷が高くなり、エージェントなどから収集した機器情報の登録や管理画面操作が遅くなることがあります。 機器情報の収集設定のチューニングについては、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド」を参照してください。 |
SCH:定期判定時 ALL:セキュリティ判定に関わるデータが更新された時 |
SCH |
Inventory_DBUpdate_Performance_Mode※5 |
機器情報のDBへの格納性能の向上 有効にすると、USBデバイスの情報が、エージェント・エージェントレス・APIなどから収集した機器情報より優先して処理されるため、USBデバイス登録時に、USBデバイスが管理画面に表示されるまでの時間が短縮されます。また、エージェント・エージェントレス・APIなどから収集した機器情報のJP1/IT Desktop Management 2への登録時間やセキュリティ判定が実施されるまでの時間も短縮されます。 |
0:無効 1:有効 |
0 |
Event_Deterrence_EventNumber_L※4 |
イベント出力を抑止するイベント番号の指定 イベント出力を抑止するイベントのイベント番号をカンマ区切りで設定します。イベント出力を抑止しない場合は値を空にしてください。
|
1129または値なし |
1129 |
Event_Deterrence_EventNumber※5 |
イベント出力を抑止するイベント番号の指定 イベント出力を抑止するイベントのイベント番号をカンマ区切りで設定します。イベント出力を抑止しない場合は値を空にしてください。
|
1129または値なし |
値なし |
Software_Licenses_Totalization_Method |
ソフトウェアライセンス集計タイミングの設定 管理対象機器からインストールソフトウェアのインベントリ情報が通知された時に実行されるソフトウェアライセンスの集計タイミングを設定します。 管理用サーバでは、管理する機器の台数が増えていくにつれて、機器のインストールソフトウェア情報の反映が遅くなります。また、機器のインストールソフトウェア情報を更新してからソフトウェアライセンスの使用数を集計するため、件数がずれている時間があります。
|
EACH:機器情報が更新されるたびにソフトウェアライセンスの集計を実行 SCH:3分ごとにソフトウェアライセンスの集計を実行 |
EACH |
- 注※1
-
エージェントからのアンインストール通知を受信できなかった場合は、これまでと同様に機器情報は変更されません。この場合は、必要に応じて機器情報を削除するなどして、対処してください。また、ネットワークモニタが有効なコンピュータは、機器情報が削除されません。ネットワークモニタを無効化したあと、機器情報を削除するなどして、対処してください。
- 注※2
-
Citrix XenApp、Microsoft RDSサーバの場合、エージェントのスタートメニューの表示をサポートしていないため、すべてのスタートメニューを非表示に設定してください。
- 注※3
-
「0」を設定した場合は、JP1/IT Desktop Management 2 - Smart Device Managerから取得したスマートデバイスに関する情報の利用者名、電話番号およびモデル名を組み合わせて区切り文字のコロン(:)で結合した形式の名称(例:佐藤大輔:09012345678:iPhone)がJP1/IT Desktop Management 2の操作画面のホスト名、コンピュータ名または機器名称として表示されるようになります。
- 注※4
-
管理用サーバのインストール時に大規模管理用のオプションを有効にした場合にだけ有効です。
- 注※5
-
管理用サーバのインストール時に大規模管理用のオプションを無効にした場合にだけ有効です。