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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


付録A.3 ポート番号一覧

JP1/IT Desktop Management 2で使用するポート番号について説明します。

特に断りがなければ、「管理用サーバ」は「統括管理用サーバ」と「管理用中継サーバ」を含みます。

ヒント

JP1/IT Desktop Management 2 - ManagerとJP1/IT Desktop Management 2 - Operations Directorで使用するポート番号はすべて同じ番号です。

JP1/IT Desktop Management 2 - Managerのポート番号一覧

管理用サーバ

管理用サーバのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

ephemeral

[図データ]

JP1/Baseの認証サーバ[20240]

TCP

JP1ユーザーの認証時に、管理用サーバから認証サーバへの通信に使用されます。

31080

[図データ]

管理者のコンピュータ[ephemeral]

TCP

操作画面の参照または操作時に、管理者のコンピュータから管理用サーバへの通信に使用されます。

管理者のコンピュータにインストールされたリモートインストールマネージャ、パッケージャ、ネットワーク制御コマンドから管理用サーバへの通信でも使用されます。

31000

[図データ]

エージェント、中継システム、またはインターネットゲートウェイ[ephemeral]

TCP

エージェント、中継システム、またはインターネットゲートウェイから管理用サーバへの通信に使用されます。

31002

[図データ]

リモートインストールマネージャまたは管理用サーバ[ephemeral]

TCP

リモートインストールマネージャから管理用サーバへの通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用中継サーバ、エージェント、または中継システム[31001]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、管理用サーバから管理用中継サーバ、エージェント、中継システムへの通信に使用されます。

31006〜31009、31011、31012

[図データ][図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

管理用サーバ上で行われる内部処理の通信に使用されます。

31010

[図データ]

  • リモートインストールマネージャ[ephemeral]

  • Asset Console(jamTakeITDM2Info.exe)[ephemeral]

TCP

リモートインストールマネージャ、Asset Consoleから管理用サーバへの通信や内部処理に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用中継サーバ、エージェント、または中継システム[31001]

UDP

Wake On LANを利用した電源制御をする際に使用されます。

ephemeral

[図データ]

エージェントまたは中継システム[31014]

UDP

マルチキャスト配布をする場合に管理用サーバからエージェントまたは中継システムへの通信に使用されます。

31015

[図データ]

エージェントまたは中継システム[ephemeral]

UDP

マルチキャスト配布の再送要求をする場合にエージェントまたは中継システムから管理用サーバへの通信に使用されます。

31021

[図データ]

  • リモートインストールマネージャ[ephemeral]

  • エージェント[ephemeral]

  • 中継システム[ephemeral]

  • パッケージャ[ephemeral]

  • 管理用中継サーバ[ephemeral]

  • 管理用サーバ[ephemeral]

  • インターネットゲートウェイ[ephemeral]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合にリモートインストールマネージャ、エージェント、中継システム、パッケージャ、管理用中継サーバ、管理用サーバ、およびインターネットゲートウェイから管理用サーバへの通信に使用されます。

31023

[図データ][図データ]

管理用サーバまたは管理用中継サーバ[ephemeral]

TCP

管理用サーバと管理用中継サーバ間の通信に使用されます。

31026〜31029

[図データ][図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

APIの使用時に、管理用サーバ上で行われる内部処理の通信に使用されます。

31030

[図データ]

外部システム[ephemeral]

TCP

APIを使用した外部システムと管理用サーバ間の通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用中継サーバ、エージェント、または中継システム[16992]

TCP

AMTを使用したコンピュータの電源制御に使用されます。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、セットアップで、重複しないポート番号に変更してください。

管理用サーバで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。また、内部処理の通信に使用されるポートについても、同様にポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にJP1/IT Desktop Management 2 - Managerをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

管理者のコンピュータ(リモートインストールマネージャ)

管理者のコンピュータのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

ephemeral

[図データ]

管理用サーバ[31002、31010、31021、31080]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、リモートインストールマネージャから管理用サーバへの通信に使用されます。

ephemeral

[図データ][図データ]

管理用サーバ[ephemeral

TCP

リモートインストールマネージャの内部処理に使用されます。

ephemeral

[図データ]

中継システム[31021]

TCP

リモートインストールマネージャを使用して、中継システム上のパッケージを削除する場合に使用されます。

注※ データベースのエージェント接続で使用するポート番号を固定する手順を次に示します。

管理用サーバ(接続先)のポート番号を固定する場合
  1. stopserviceコマンドを実行し、管理用サーバのサービスを停止します。

  2. JP1/IT Desktop Management 2 - Managerインストール先フォルダ¥mgr¥db¥CONFに格納されているpdsysファイルをテキストエディタで開きます。

  3. 「set pd_service_port = ポート番号」の記述を追加し、ポート番号部分には固定したいポート番号を記述します。

    (例)使用するポート番号に10000 を指定する場合

    set pd_service_port = 10000
  4. startserviceコマンドを実行し、管理用サーバのサービスを開始します。

リモートインストールマネージャ(接続先)のポート番号を固定する場合

受信用ポートは、デフォルトではOSが自動でポート番号を割り当てます。なお、受信用ポートは10個以上使用されます。

  1. リモートインストールマネージャおよびそのほかのJP1/IT Desktop Management 2のアプリケーションを停止します。

  2. Remote Install Managerインストール先フォルダ¥mgr¥dbcltに格納されているHiRDB.iniをテキストエディタで開きます。

    Remote Install Managerを管理用サーバと同じコンピュータにインストールした場合、HiRDB.iniはJP1/IT Desktop Management 2 - Managerインストール先フォルダ¥mgr¥dbcltに格納されています。

  3. 「PDCLTRCVPORT=」に使用するポート番号の範囲を「ポート番号-ポート番号」の形式で指定します。なお、PDCLTRCVPORT= のあとに何も指定しないか「0」を指定した場合、使用するポート番号の範囲は設定されません。デフォルトでは、使用するポート番号の範囲は設定されていません。

    (例)使用するポート番号の範囲に10000〜10500を指定する場合

    PDCLTRCVPORT=10000-10500
  4. リモートインストールマネージャおよびそのほかのJP1/IT Desktop Management 2のアプリケーションを起動します。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、セットアップで、重複しないポート番号に変更してください。

管理者のコンピュータで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にRemote Install Managerをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

中継システムのポート番号一覧

中継システムのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

16992

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

AMTを使用したコンピュータの電源制御に使用されます。

31001

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、管理用サーバから中継システムへの通信に使用されます。

31001

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

UDP

Wake On LANを利用した電源制御をする際に使用されます。

31002

[図データ]

  • エージェント[ephemeral]

  • インターネットゲートウェイ[ephemeral]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、エージェントおよびインターネットゲートウェイから中継システムへの通信に使用されます。

31014

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

UDP

マルチキャスト配布をする場合に、管理用サーバから中継システムへの通信に使用されます。

31015

[図データ]

エージェント[ephemeral]

UDP

マルチキャスト配布の再送要求をする場合に、エージェントから中継システムへの通信に使用されます。

31021

[図データ]

リモートインストールマネージャ[ephemeral]

TCP

リモートインストールマネージャを使用して、中継システム上のパッケージを削除する場合に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用サーバ[31015]

UDP

マルチキャスト配布の再送要求をする場合に、中継システムから管理用サーバへの通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用サーバ[31021]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、中継システムから管理用サーバへの通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

エージェント[16992]

TCP

AMTを使用したコンピュータの電源制御に使用されます。

ephemeral

[図データ]

エージェント[31001]

UDP

Wake On LANを利用した電源制御をする際に使用されます。

ephemeral

[図データ]

エージェント[31014]

UDP

マルチキャスト配布をする場合に、中継システムからエージェントへの通信に使用されます。

コントローラおよびリモコンエージェントのポート番号一覧

コントローラまたはリモコンエージェント[ポート番号]

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

リモコンエージェント[31016]

[図データ]

コントローラ[ephemeral]

TCP

コントローラからリモコンエージェントへの画面操作に使用されます。

リモコンエージェント[31017]

[図データ]

コントローラ[ephemeral]

TCP

コントローラからリモコンエージェントへのファイル転送に使用されます。

リモコンエージェントまたはコントローラ[31018](チャットサーバとして使用している場合)

[図データ][図データ]

リモコンエージェントまたはコントローラ[ephemeral]

TCP

チャットに使用されます。

リモコンエージェント[ephemeral]

[図データ]

コントローラ[31019]

TCP

リモコンエージェントからコントローラへのリモート接続の要求に使用されます。

リモコンエージェント[ephemeral]

[図データ]

コントローラ[31020]

TCP

リモコンエージェントからコントローラへのコールバックによるファイル転送に使用されます。

コントローラ[ephemeral]

[図データ]

RFB接続対象機器[5900]

TCP

RFB接続によるリモートコントロールをする際に使用されます。

コントローラ[ephemeral]

[図データ]

リモコンエージェント[16992]

TCP

AMTを使用したコンピュータの電源制御に使用されます。

コントローラ[ephemeral]

[図データ]

リモコンエージェント[31016]

UDP

Wake On LANを利用した電源制御をする際に使用されます。

コントローラをインストールしたコンピュータおよびリモートコントロールの対象のコンピュータで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、これらのポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にコントローラおよびリモコンエージェントをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、次のようにして重複しないポート番号に変更してください。

JP1/IT Desktop Management 2 - Agentのポート番号一覧

エージェントのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

31001

[図データ]

管理用サーバ[ephemeral]

TCP

管理用サーバからエージェントへの通信に使用されます。

31001

[図データ]

管理用サーバまたは中継システム[ephemeral]

UDP

Wake On LANを利用した電源制御をする際に使用されます。

16992

[図データ]

管理用サーバまたは中継システム[ephemeral]

TCP

AMTを使用したコンピュータの電源制御に使用されます。

ephemeral

[図データ]

中継システム[31002]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、エージェントから中継システムへの通信に使用されます。

31014

[図データ]

管理用サーバまたは中継システム[ephemeral]

UDP

マルチキャスト配布をする場合に、管理用サーバまたは中継システムからエージェントへの通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用サーバまたは中継システム[31015]

UDP

マルチキャスト配布の再送要求をする場合に、エージェントから管理用サーバ、中継システムへの通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

管理用サーバ[31021]

TCP

リモートインストールマネージャを使用した配布をする場合に、エージェントから管理用サーバへの通信に使用されます。

31024

[図データ]

エージェント[ephemeral]

TCP

インターネットゲートウェイを経由して上位システムと通信するエージェントで、エージェントとインターネットゲートウェイの間で通信する場合に、エージェント内部での通信に使用されます。

31025

[図データ]

エージェント[ephemeral]

TCP

インターネットゲートウェイを経由して上位システムと通信するエージェントで、エージェントとインターネットゲートウェイの間で通信する場合に、エージェント内部での通信に使用されます。

ephemeral

[図データ]

インターネットゲートウェイ[443]

TCP

インターネットゲートウェイを経由した通信に使用されます。

各ポート番号は、製品の提供時にデフォルトとして設定されています。ご利用のシステム環境で、表に示すポート番号をすでに使用している場合は、管理用サーバのセットアップで重複しないポート番号に変更してください。

エージェント導入済みのコンピュータで、Windowsファイアウォールによってポート番号を制御している場合は、ポートを通過できるように設定してください。なお、Windowsファイアウォールが有効になっている環境にエージェントをインストールすると、自動的にWindowsファイアウォールを通過できるように設定されます(例外設定に登録されます)。

また、JP1/IT Desktop Management 2 - ManagerとJP1/IT Desktop Management 2 - Agentの間のネットワークで、ファイアウォールによってポートを制御している場合は、表に示すポートを通過できるように設定してください。

エージェントレスの機器のポート番号

エージェントレスの機器の場合、機器の認証状態によって、Windowsの管理共有またはSNMPのポート番号が使用されます。

インターネットゲートウェイのポート番号一覧

インターネットゲートウェイのポート番号

接続方向

接続対象[ポート番号]

プロトコル

用途

443

[図データ]

エージェント[ephemeral]

TCP

インターネットゲートウェイを経由した通信に使用されます。