Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


4.6.7 定期メンテナンスを検討する流れ

運用時には次に示すメンテナンスを実施することをお勧めします。どのようなタイミングで実施するか検討しておきます。

運用データのバックアップおよびデータベースの再編成を、いつ、どのくらいの間隔で実施するかを検討します。バックアップおよびデータベースの再編成をするためには、管理用サーバを停止する必要があります。このため、スケジュールを組む際には、管理用サーバを使用しない曜日、時間などを考慮してください。

ヒント

バックアップやデータベースの再編成は定期的に実施することをお勧めします。

管理用サーバのメンテナンスをするには次の方法があります。

データベースマネージャを利用してメンテナンスするには:

  1. 管理用サーバの[スタート]メニューからデータベースマネージャを起動します。

  2. 表示されるダイアログで、実行するメニューを選択します。

  3. データベースマネージャの画面に従ってメンテナンスを実行します。

メンテナンスが完了します。

コマンドを利用してメンテナンスするには:

  1. stopserviceコマンドで管理用サーバを停止します。

  2. メンテナンスを実施します。

    • 運用データをバックアップする場合

      exportdbコマンドでバックアップを取得します。

    • データベースを再編成する場合

      reorgdbコマンドでデータベースを再編成します。

  3. startserviceコマンドで管理用サーバを開始します。

メンテナンスが完了します。

重要

単数サーバ構成の管理用サーバ、または複数サーバ構成の統括管理用サーバがクラスタ構成の場合は、クラスタソフトの機能を使用して管理用サーバのクラスタリソースを開始したり、停止したりします。

管理用サーバがクラスタ構成でない場合、コマンドを利用してメンテナンスする際のexportdbコマンドまたはreorgdbコマンドのオプションに-aを指定してメンテナンスする方法もあります。 その場合、手順2だけを実施してください。手順1と手順3は自動的に実行されます。

ヒント

管理用サーバに障害が発生したときは、importdbコマンドの引数に取得したバックアップデータを指定するとリストアできます。バックアップ、リストア、およびデータベースの再編成は、データベースマネージャでも操作できます。