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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


4.4.2 基本構成

リモートインストールマネージャを使用して配布する場合の、中継システムを設置した構成を、基本構成と呼びます。中継システムを設置すると、ネットワークおよび管理用サーバの負荷を軽減できます。

中継システムは、次の条件を目安に設置してください。

中継システムを構築するには、中継システム専用のエージェント設定を作成して割り当てる必要があります。中継システムに割り当てるエージェント設定を作成する場合の設定内容については、「(4) エージェント設定のパラメーター 」の各項目の内容を参照してください。

ヒント

中継システムを設置しなくてもリモートインストールマネージャを使用して配布できますが、ネットワークの負荷が増大するため、中継システムを設置することをお勧めします。

基本構成を次の図に示します。

[図データ]

分散拠点にある管理対象のコンピュータを対象とした配布は、中継システムからのポーリングが発生したタイミングで実行されます。

NAT環境の場合に必要な設定

分散拠点のコンピュータに導入する中継システムおよびエージェントのエージェント設定では、接続先となる管理用サーバをグローバルIPアドレスまたはホスト名で指定してください。ホスト名で指定する場合は、DNSサーバやhostsファイルで名前解決したときのIPアドレスが、グローバルIPアドレスとなるように設定してください。

重要

NAT環境の場合は、分散拠点にあるネットワーク機器やエージェント未導入の機器を、エージェントレスで管理できません。