Hitachi

JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.25.1 大規模管理用のオプションによる差異

管理用サーバのインストール時に設定する大規模管理用のオプションの有効/無効による差異を次の表に示します。

機能差異

項目

大規模管理用のオプションが無効

大規模管理用のオプションが有効

セキュリティ判定

機器から機器情報が収集された契機、および指定した時間にセキュリティ判定が実施されます。

指定した時間にセキュリティ判定が実施されます。

なお、セキュリティポリシーに違反した機器への次のアクションは、セキュリティ判定のタイミングで実施されるため、1日1回となります。

  • 利用者へのメッセージ通知

  • ネットワーク接続制御

管理用中継サーバへの移行

移行できます。

移行できません。

デフォルト値の差異(エージェント設定)

項目

大規模管理用のオプションが無効

大規模管理用のオプションが有効

監視間隔(セキュリティ項目)

10分

240分(4時間)

監視間隔(セキュリティ項目以外)

60分

1440分(24時間)

ポーリングの間隔

30分

240分(4時間)

デフォルト値の差異(セキュリティ管理の設定)

項目

大規模管理用のオプションが無効

大規模管理用のオプションが有効

セキュリティのスケジュール設定の実施時刻

0時

18時

管理画面(ホーム画面とダッシュボード)

管理用サーバのインストール時に大規模管理用のオプションを有効にした場合、ホーム画面やダッシュボードのパネルの初期表示が変わります。

カテゴリ

パネル

大規模管理用のオプションが無効

大規模管理用のオプションが有効

代替画面

ホーム

システムサマリ

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 危険と判定された機器:セキュリティ画面の機器のセキュリティ状態-機器一覧

  • 発見した機器:設定画面の機器の探索-発見した機器

  • 管理対象の機器:機器画面の[機器情報]−[機器一覧]

  • エージェント未導入のコンピュータ:設定画面の[エージェント]−[Windowsエージェントの配信]

  • 未確認のハードウェア資産:資産画面の[ハードウェア資産]−[資産一覧]

  • 管理対象の資産:資産画面の[ハードウェア資産]−[資産一覧]

  • 新規接続機器(1週間以内):機器画面の[機器情報]−[機器一覧]

  • 不稼働機器(1か月間):機器画面の[機器情報]−[機器一覧]

  • 使用中のライセンス:設定画面の[製品ライセンス]−[製品ライセンスの設定]

イベントの状況

監視候補の処理

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 設定画面の[資産管理]−[インポート履歴の確認]

  • 設定画面の[エージェント]−[Windowsエージェントの配信]

  • 設定画面の[機器の探索]−[探索履歴の確認]

  • 設定画面の[機器の探索]−[発見した機器]

通知事項

データベースとディスクの状況

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • イベント画面の[イベント一覧]

カテゴリごとのセキュリティ評価

次の画面で同様の情報を確認できます。ただし、昨日の情報は確認できません。

  • レポート画面の[セキュリティ診断レポート]−[現状セキュリティ診断]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[更新プログラムの適用状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[ウィルス対策製品の状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[使用禁止ソフトウェアのインストール状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[セキュリティ設定の状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[禁止操作の状況]

配下のサーバ

セキュリティ

ダッシュボード

カテゴリごとのセキュリティ評価

次の画面で同様の情報を確認できます。ただし、昨日の情報は確認できません。

  • レポート画面の[セキュリティ診断レポート]−[現状セキュリティ診断]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[更新プログラムの適用状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[ウィルス対策製品の状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[使用禁止ソフトウェアのインストール状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[セキュリティ設定の状況]

  • レポート画面の[セキュリティ詳細レポート]−[禁止操作の状況]

危険レベルごとの機器台数

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • セキュリティ画面の[機器のセキュリティ状態]−[機器一覧]

不審操作の状況

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • セキュリティ画面の[操作ログ]−[操作ログ一覧]

ポリシーごとのセキュリティ状況

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • セキュリティ画面の[セキュリティポリシー]−[セキュリティポリシー一覧]

資産

ダッシュボード

ハードウェア資産の推移

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 資産画面のハードウェア資産一覧

  • レポート画面の[資産詳細レポート]−[ハードウェア資産]

観点ごとのハードウェア資産台数

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 資産画面の[ハードウェア資産]−[ハードウェア資産一覧]

3か月以内に期限が切れる契約

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 資産画面の[契約]−[契約一覧]

超過したソフトウェアライセンス

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 資産画面の[ソフトウェアライセンス]−[ソフトウェアライセンス一覧]

機器

ダッシュボード

管理対象の機器の推移

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 設定画面の[エージェント]−[Windows エージェントの配信]

  • レポート画面の[機器詳細レポート]−[機器の管理状況]

観点ごとの機器台数

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 機器画面の[機器情報]−[機器一覧]

OSごとの機器台数

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 機器画面の[機器情報]−[機器一覧]

新規発見ソフトウェア

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 機器画面の[ソフトウェア情報]−[ソフトウェア一覧]

配布

ダッシュボード

タスクの状況

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 配布(ITDM互換)画面の[タスク]−[タスク一覧]

エラータスクの状況

次の画面で同様の情報を確認できます。

  • 配布(ITDM互換)画面の[タスク]−[タスク一覧]

(凡例) ○:デフォルトで表示する △:デフォルトでは表示しない −:代替画面は不要

管理画面(一覧画面)

管理用サーバのインストール時に大規模管理用のオプションを有効に選択した場合、一覧画面の表示が変わります。

項目

大規模管理用のオプションが無効

大規模管理用のオプションが有効

一覧の総件数

管理画面の一覧画面に、総件数が表示されます。

管理画面の一覧画面に、総件数が「-」と表示される場合があります

注※ 総件数が表示されていない場合、一覧のフィルタをOFF状態にすると確認できます。