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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.13.2 セキュリティの自動対策による配布(ITDM互換配布)

セキュリティポリシーの更新プログラム、使用必須ソフトウェア、および使用禁止ソフトウェアの自動対策で配布機能を利用できます。

更新プログラムを自動的に適用する

セキュリティポリシーの更新プログラムの適用を設定する際に、自動対策として更新プログラムの適用を設定できます。

自動対策で更新プログラムの配布を設定すると、セキュリティポリシーが適用されているコンピュータに更新プログラムが適用されていなかった場合に、自動的に更新プログラムが配布されて適用されます。

使用必須ソフトウェアを自動的にインストールする

セキュリティポリシーの使用必須ソフトウェアを設定する際に、自動対策としてソフトウェアのインストールを設定できます。

自動対策でソフトウェアのインストールを設定すると、セキュリティポリシーが適用されているコンピュータに使用必須ソフトウェアがインストールされていなかった場合に、自動的にソフトウェアが配布されてインストールされます。

ただし、Windowsストアアプリの場合、自動対策にインストールの設定はできますが、実際のインストールは実行されません。Windowsストアアプリをインストールするときは、対象のコンピュータで個別に実施してください。

使用禁止ソフトウェアを自動的にアンインストールする

セキュリティポリシーの使用禁止ソフトウェアを設定する際に、自動対策としてソフトウェアのアンインストールを設定できます。

自動対策でソフトウェアのアンインストールを設定すると、セキュリティポリシーが適用されているコンピュータに使用禁止ソフトウェアがインストールされていた場合に、自動的にソフトウェアがアンインストールされます。

ただし、Windowsの[プログラムの追加と削除]に表示されないソフトウェアはアンインストールされません。このソフトウェアをアンインストールする場合は、[タスク]画面からアンインストールタスクを作成し、実行してください。アンインストールタスクの実行については、「2.13.1 パッケージとタスクの管理(ITDM互換配布)」を参照してください。

また、Windowsストアアプリの場合、自動対策にアンインストールの設定はできますが、実際のアンインストールは実行されません。Windowsストアアプリをアンインストールするときは、対象のコンピュータで個別に実施してください。

セキュリティポリシー設定時に自動対策の更新プログラムの配布を設定した場合、更新プログラムファイルとタスクは自動的に作成されます。この場合、タスクは配布(ITDM互換)画面の[タスク]画面に表示されます。ただし、更新プログラムファイルは[パッケージ]画面には表示されません。更新プログラムファイルが登録されているかは、セキュリティ画面の[更新プログラム]画面から確認してください。

ソフトウェアのインストールまたはアンインストールを設定した場合、セキュリティポリシーを指定するときにパッケージを設定し、タスクは自動的に作成されます。このとき、パッケージとタスクは、配布(ITDM互換)画面の[パッケージ]画面と[タスク]画面に表示されます。

セキュリティポリシーの自動対策の設定時に作成したタスクのタスク種別は、「自動対策で実行されるタスク」です。自動対策で実行されるタスクは、編集やコピーはできません。また、タスクを削除する場合は、自動対策の設定を解除、またはセキュリティポリシーの使用ソフトウェアの設定を削除してください。セキュリティポリシーの設定に応じて、タスクが自動的に削除されます。