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JP1 Version 12 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.10.6 大量印刷のチェック条件

JP1/IT Desktop Management 2では、印刷による情報漏えいのおそれがある操作を不審な操作と見なして検知できます。セキュリティポリシーで不審と見なす操作を指定して、不審と見なす場合の条件を設定してください。

不審と見なす操作

不審操作として検知されるのは、印刷操作がされた時刻からさかのぼって1時間以内に、同一のユーザーが同一のコンピュータで印刷したページ数の合計が、セキュリティポリシーに設定したページ数以上である場合の印刷操作です。不審操作として検知される印刷ページ数は、1度だけカウントされます。これは、同一ユーザーで過去1時間以内に印刷による不審操作が検知されていた場合、不審と検知された印刷操作を含まないで、次の印刷操作から印刷ページ数をカウントするためです。

イベントとして通知される印刷ページ数は、印刷による不審操作の検知に関係なく、過去1時間以内の印刷ページ数が合計されて表示されます。

利用者のコンピュータがシャットダウンされた場合、シャットダウン以前の印刷操作は、不審操作とイベントの印刷ページ数の合計には含まれません。