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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


7.1 対処の流れ

SNMPエージェントの動作でトラブルが起きた場合の対処の流れを次に示します。

  1. 問題の把握

    問題の兆候から問題の状況を明確にします。問題の状況の把握については,「7.2 問題の把握」を参照してください。

  2. ログおよび資料の採取

    SNMPエージェントはログを常時出力しています。ログの出力内容については,「7.3 ログの取得」を参照してください。

    また,トラブルの対処に必要な資料を採取し,システム管理者へ連絡してください。資料の採取については,「7.4 資料の採取」を参照してください。

  3. トラブルへの対処方法の確認

    SNMPはUDPが基になっています。ただし,UDPにはエラーチェックがなく,メッセージ受領の保証もありません。UDPを使用しているために,マネージャーとSNMPエージェント間の通信で問題が発生することがあります。SNMPエージェントのトラブルを解決するときは,注意してください。

    7.5 トラブルへの対処方法」を参照し,トラブルが発生している部分,または問題の範囲を切り分け,対処に従ってください。

    また,SNMPエージェントのトラブルを解決するときは,次に示す説明も参照してください。

    SNMPエージェントや/etc/SnmpAgent.d/snmpd.extendファイルの問題でもない場合は,OSのマニュアルを参照してください。

なお,この章で記載しているすべての実行ファイル名については,OSによってパス名が異なるため,利用するOSに対して「付録A SNMPエージェントのファイルの一覧」を参照してください。