環境変数定義ファイル(SnmpHtcmonagt1)
形式
SNMP_HTCMONAGT1_OPTIONS="[-i CPU利用率取得のインターバル時間] [-s CPU利用時間情報取得のインターバル時間] (SolarisおよびAIXの場合だけ有効) [-d ディスクビジー時間取得のインターバル時間] (SolarisおよびAIXの場合だけ有効) [-t トレースマスク値]" SNMP_HTCMONAGT1_START={Y | N} SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT={Y | Y以外}(AIXの場合)
説明
環境変数定義ファイル(SnmpHtcmonagt1)では,次の環境変数を定義します。
環境変数名 |
説明 |
---|---|
SNMP_HTCMONAGT1_OPTIONS |
htc_monagt1プロセスの起動オプションを設定する環境変数 |
SNMP_HTCMONAGT1_START |
SNMPエージェント起動時にhtc_monagt1を起動する環境変数 |
SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT |
AIXの場合,CPUの利用率の取得方法を設定する環境変数 |
格納場所
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Solarisの場合:/etc/rc.config.d/SnmpHtcmonagt1
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AIXの場合:/usr/CM2/ESA/opt/SnmpHtcmonagt1
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Linuxの場合:/opt/CM2/ESA/opt/SnmpHtcmonagt1
記述内容
- SNMP_HTCMONAGT1_OPTIONS
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htc_monagt1プロセスの起動オプションを設定する環境変数を定義します。
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-i CPU利用率取得のインターバル時間
CPU利用率取得のインターバル時間を分単位で指定します。なお,0を指定した場合はCPU利用率情報を取得しません。
SolarisおよびAIXの場合,SNMPエージェントが起動してから最初のCPU利用時間情報を取得するまでのインターバル時間内では,CPU利用時間情報すべてのMIB値は,noSuchNameで応答します。
SNMPエージェントに設定されているCPU利用時間情報取得のインターバル時間(デフォルト5分)ごとに,CPU情報を更新します。そのため,CPU利用時間を収集する場合は,CPU利用情報取得のインターバル時間より大きい収集間隔を設定してください。
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-s CPU利用時間情報取得のインターバル時間 (SolarisおよびAIXの場合だけ有効)
CPU利用時間情報のインターバル時間を分単位で設定します。なお,0を指定した場合はCPU利用時間情報を取得しません。
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-d ディスクビジー時間取得のインターバル時間 (SolarisおよびAIXの場合だけ有効)
ディスクビジー時間取得のインターバル時間を分単位で設定します。なお,0を指定した場合はディスクビジー時間情報を取得しません。
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-t トレースマスク値
htc_monagt1のトレースマスク値を,指定されたトレースマスク値に変更します。この引数が指定されていない場合,トレースマスク値は0となります。
トレースマスク値
0:トレースの停止
1:トレースの開始
ログおよびトレースは,/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.logに取得します。このファイルは4MB以上になった場合,/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.logの内容を/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.log.oldにコピーし,/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.logを上書きします。
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- SNMP_HTCMONAGT1_START={Y | N}
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SNMPエージェント起動時にhtc_monagt1を起動するかどうかを指定します。
デフォルトはYです。
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Y:起動します。
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N:起動しません。
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- SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT={Y | Y以外}(AIXの場合)
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CPUの利用率の取得方法を指定します。
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Y:マシン全体のCPU利用率を取得します。
SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT環境変数でYを指定した場合,CPU個々のCPU利用率は監視できなくなります。
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Y以外:CPU個々のCPU利用率を取得します。デフォルトはY以外です。
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定義例
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SNMPエージェント起動時にhtc_monagt1を起動します。
SNMP_HTCMONAGT1_START=Y export SNMP_HTCMONAGT1_START
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マシン全体のCPUの利用率を取得します。
SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT=Y export SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT