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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


環境変数定義ファイル(SnmpHtcmonagt1)

〈このページの構成〉

形式

SNMP_HTCMONAGT1_OPTIONS="[-i CPU利用率取得のインターバル時間]
                         [-s CPU利用時間情報取得のインターバル時間] (SolarisおよびAIXの場合だけ有効)
                         [-d ディスクビジー時間取得のインターバル時間] (SolarisおよびAIXの場合だけ有効)
                         [-t トレースマスク値]"
 
SNMP_HTCMONAGT1_START={Y | N}
 
SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT={Y | Y以外}(AIXの場合)

説明

環境変数定義ファイル(SnmpHtcmonagt1)では,次の環境変数を定義します。

環境変数名

説明

SNMP_HTCMONAGT1_OPTIONS

htc_monagt1プロセスの起動オプションを設定する環境変数

SNMP_HTCMONAGT1_START

SNMPエージェント起動時にhtc_monagt1を起動する環境変数

SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT

AIXの場合,CPUの利用率の取得方法を設定する環境変数

格納場所

記述内容

SNMP_HTCMONAGT1_OPTIONS

htc_monagt1プロセスの起動オプションを設定する環境変数を定義します。

  • -i CPU利用率取得のインターバル時間

    CPU利用率取得のインターバル時間を分単位で指定します。なお,0を指定した場合はCPU利用率情報を取得しません。

    SolarisおよびAIXの場合,SNMPエージェントが起動してから最初のCPU利用時間情報を取得するまでのインターバル時間内では,CPU利用時間情報すべてのMIB値は,noSuchNameで応答します。

    SNMPエージェントに設定されているCPU利用時間情報取得のインターバル時間(デフォルト5分)ごとに,CPU情報を更新します。そのため,CPU利用時間を収集する場合は,CPU利用情報取得のインターバル時間より大きい収集間隔を設定してください。

  • -s CPU利用時間情報取得のインターバル時間 (SolarisおよびAIXの場合だけ有効)

    CPU利用時間情報のインターバル時間を分単位で設定します。なお,0を指定した場合はCPU利用時間情報を取得しません。

  • -d ディスクビジー時間取得のインターバル時間 (SolarisおよびAIXの場合だけ有効)

    ディスクビジー時間取得のインターバル時間を分単位で設定します。なお,0を指定した場合はディスクビジー時間情報を取得しません。

  • -t トレースマスク値

    htc_monagt1のトレースマスク値を,指定されたトレースマスク値に変更します。この引数が指定されていない場合,トレースマスク値は0となります。

    トレースマスク値

     0:トレースの停止

     1:トレースの開始

    ログおよびトレースは,/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.logに取得します。このファイルは4MB以上になった場合,/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.logの内容を/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.log.oldにコピーし,/var/opt/CM2/ESA/log/htc_monagt1.logを上書きします。

SNMP_HTCMONAGT1_START={Y | N}

SNMPエージェント起動時にhtc_monagt1を起動するかどうかを指定します。

デフォルトはYです。

  • Y:起動します。

  • N:起動しません。

SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT={Y | Y以外}(AIXの場合)

CPUの利用率の取得方法を指定します。

  • Y:マシン全体のCPU利用率を取得します。

    SNMP_HTC_AIX_CPU_SMT環境変数でYを指定した場合,CPU個々のCPU利用率は監視できなくなります。

  • Y以外:CPU個々のCPU利用率を取得します。デフォルトはY以外です。

定義例