3.7.4 ホスト名を変更した場合の注意事項
SNMPエージェントはSNMPエージェントのインストール時のホスト名をsysNameの値とします。
また,SNMPエージェントはマネージャーからのSetRequestによって設定された値をsysNameの値とし,sysNameの値は/etc/srconf/agt/snmpd.cnf内に保存します。
SNMPエージェントのインストール後にホスト名が変更された場合でも,SNMPエージェントはsysNameの値を新しいホスト名に変更しません。それは,マネージャーからのSetRequestによって設定された値をsysNameの値としている場合があるためです。そこで,新しいホスト名をsysNameの値とする方法を次に示します。どれかの方法で設定してください。
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/etc/srconf/agt/snmpd.cnfのsysNameの値を新しいホスト名に設定し,/opt/CM2/ESA/bin/snmpstartコマンドを使用して,SNMPエージェントを再起動します。システムのOSがSolarisおよびAIXの場合で,ネイティブエージェントに対する再起動操作を実行したくない場合は,snmpstartコマンド(-nオプション)を実行してください。
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/etc/srconf/agt/snmpd.cnf内の「sysName 自ホスト名」となっている行を削除します。そのあと,SNMPエージェントを再起動します。
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SetRequestを使用して,sysNameに新しいホスト名を設定します。
sysNameの詳細については,「4.1.2(1)Systemグループ」,および「構成定義ファイル(snmpd.cnf)」を参照してください。
セットアップ時の注意事項については,「2.17 セットアップ時の注意事項」を参照してください。