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JP1 Version 12 JP1/Extensible SNMP Agent


3.5 最大接続サブエージェント数の変更

最大接続サブエージェント数とは,マスターエージェントが接続できるサブエージェントの数です。デフォルトでは,この値は22です。この値は,/etc/srconf/agt/snmpd.cnfファイルに定義されています。マスターエージェントは,接続できるサブエージェント数以上の接続要求を受信すると,/var/adm/snmpd.logファイルに次のメッセージを出力します。snmpd.cnfファイルの詳細については,「6. 定義ファイル」の「構成定義ファイル(snmpd.cnf)」を参照してください。

AllocSubagent: runtime_MAX_SUBAGENTS exceeded

このメッセージが出力された場合,最大接続サブエージェント数を変更します。最大接続サブエージェント数を設定するには,次に示す手順をスーパーユーザーで実行してください。

操作手順

  1. /etc/srconf/agt/snmpd.cnfを開く。

  2. 次の行を検索する。

    MAX_SUBAGENTS 22

    この値は最大接続サブエージェント数です。

  3. MAX_SUBAGENTSラベルの後ろに,接続するサブエージェント数を記述する。

  4. 次の行を検索する。

    MAX_THREADS 22

    この値は,マスターエージェントが同時に生成するスレッドの最大数です。

  5. MAX_THREADSラベルの後ろに,MAX_SUBAGENTSラベルに指定した値と同じ値を指定する。

  6. snmpstartコマンドを実行する。

    SNMPエージェントが再起動されます。

    重要

    MAX_SUBAGENTS,MAX_THREADSの最小値は22です。最大値はOSが1つのプロセスで生成できる最大スレッド数に依存します。